骨吸収活性評価キット
概要
蛍光標識リン酸カルシウム固層化プレートを用いた簡便な骨吸収活性評価キットです。リン酸カルシウムと結合した蛍光標識コンドロイチン硫酸(FACS)上で破骨細胞を培養し、骨吸収作用により培養上清中に溶出した蛍光を測定する方法です。従来のpitアッセイと異なり、pitの面積等を測定する必要がなく、破骨細胞によるリン酸カルシウム基質の吸収活性を簡便に評価できます。
特長
- 蛍光標識コンドロイチン硫酸(FACS)にて標識したリン酸カルシウム固層化プレートを用いる、簡便な骨吸収活性の評価キットです
- 培養上清中の蛍光強度を測定する方法で、画像解析等の操作を必要としません
- 破骨細胞に対する薬剤評価が可能です
- 顕微鏡により培養細胞の形態を観察できます
- 培養終了後のプレートはpitの面積測定が可能です
- ディスク状ではなくアパタイトを直接固層化していますので、操作が簡単です
- FITCと同じ波長で測定可能です
- 滅菌済で、そのまま培養にご使用できます
使用方法
リン酸カルシウムプレートにFACSを結合(37℃、1〜2時間)
↓
プレートを洗浄
↓
前破骨細胞(RAW細胞)をプレート上で培養(フェノールレッド不含培地)、薬剤添加
↓
培養上清を96 wellプレートに回収
↓
測定用緩衝液を添加し、蛍光プレートリーダーで測定
(Ex : 485 nm、Em : 535 nm、FITCと同じ波長)