本商品は、食品や生体試料に含まれる分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid:BCAA)のトータル量を測定する比色アッセイキットです。ペプチドやタンパク質などのポリペプチド鎖に含まれるBCAAは検出しません。
本キットでは、ロイシンデヒドロゲナーゼにより産生されたNADHをWST-1により比色検出します。BCAA量は、付属のL-ロイシン標準品でスタンダード曲線を作成し算出します。
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本商品は、食品や生体試料に含まれる分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acid:BCAA)のトータル量を測定する比色アッセイキットです。ペプチドやタンパク質などのポリペプチド鎖に含まれるBCAAは検出しません。
本キットでは、ロイシンデヒドロゲナーゼにより産生されたNADHをWST-1により比色検出します。BCAA量は、付属のL-ロイシン標準品でスタンダード曲線を作成し算出します。
分岐鎖アミノ酸(Branched chain amino acids:BCAA)は、枝分かれした構造の側鎖を含むアミノ酸です。ヒトのゲノム上にはロイシン、バリン、イソロイシンの3種類がコードされています。
BCAAは動物の代謝や生理機能において重要な役割を果たし、タンパク質合成やシグナル伝達、グルコース代謝を亢進します。BCAAは脱水素酵素や脱炭酸酵素により分解され、リンパ球の活動や成長・増殖に必要とされます。BCAAと芳香族アミノ酸(Aromatic amino acid:AAA)は同じ酵素によって脳へと輸送されます。脳内のBCAAはタンパク質合成や神経伝達物質合成、エネルギー産生に関与します。ヒト、ラット、マウスモデルでは、肥満体や食事誘発性糖尿病のインスリン耐性モデルにおいて血中BCAAレベルが上昇することから、BCAAは肥満や糖尿病の発病を促進する可能性があります。BCAAの摂取量を制限したマウスでは、グルコース耐性が改善され、体重の減少が確認されています。
本商品は、食品や生体試料に含まれる分岐鎖アミノ酸のトータル量を測定します。
L-ロイシン、L-バリン、L-イソロイシンは、過剰NAD+ の存在下でロイシンデヒドロゲナーゼによりα-ケト酸やアンモニアとNADHに変換されます。NADHは、電子メディエーターによりホルマザンに変換されたWST-1によって比色検出されます。
図1. L-ロイシンのスタンダード曲線
図2. ヒト血清中のBCAAを検出
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Branched Chain Amino Acid Assay Kit![]() |
CBL | MET-5056 | 192 ASSAY |
¥139,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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