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研究用

ウェスタンブロットに類似した手法で、最大274種類のタンパク質を一日で検出! 抗体アレイ「C-シリーズ」(化学発光検出/膜ベース)

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サイトカイン同時検出抗体アレイ「C-シリーズ」(化学発光検出/膜ベース)

RayBio 膜ベース抗体アレイ「Cシリーズ」は、サイトカインや成長因子、プロテアーゼ、可溶性受容体などのスクリーニングおよび発現レベルの比較研究に有用です。

抗体アレイ「Cシリーズ」は、捕捉抗体パネルがスポットされたニトロセルロース膜の固相担体(通常 2.5 cm x 3 cm)を使用するサンドイッチイムノアッセイを原理としたアッセイです。抗体が固定されているアレイ膜は、ウェスタンブロットと類似した手法を用いて、化学発光で検出します。化学発光シグナルは、X線フィルムまたはデジタル画像上で可視化され、デンシメトリーデータの収集および変化量の計算を行います。アッセイの作業は簡便で、1日で実施できます。Cシリーズアレイは、10〜274種類のタンパク質を同時に検出することができます。

 

 

使用目的

抗体アレイを用いる研究分野

  • サイトカイン発現のハイスループットプロファイリング
  • 薬物開発における潜在的なターゲット分子の同定
  • 薬物作用の分子機構の同定
  • 疾患プロセスに関与する重要な因子の同定
  • 疾病予測や疾病管理のためのバイオマーカー探索
  • 疾患の分子分類のための発現パターン探索

特長

  • 複数のタンパク質の同時検出
  • 高い特異性(サンドイッチ抗体ペアを使用)
  • 高感度(pg/ml)
  • 専用の機器は必要ありません
    (化学発光の検出機器として、あらゆる化学発光イメージングシステムが適合します)
  • 簡便な手法で1日で測定が完了します
  • アレイ毎に専用ソフトウェアを無償提供いたしますので弊社までお問い合わせください。
    データを分析するためには、ソフトウェアは必ずしも必要ではありませんが、エクセルの方程式のセットアップをする必要が無く、最終的な定量までより早く行えます。

構成内容

  • RayBio 抗体アレイ膜
  • ビオチン化検出抗体カクテル
  • ブロッキングバッファー
  • 洗浄バッファー1および2
  • 細胞 & 組織ライシスバッファー
  • 検出バッファー C および D
  • プラスチックインキュベーショントレイ
  • プロテアーゼインヒビターカクテル
  • マニュアル

※RayBiotech社抗体アレイのアクセサリー品はこちらよりご覧いただけます。

測定原理(ワークフロー)

抗体アレイ「C-シリーズ」の原理およびワークフロー
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技術情報・テクニカルノート

1.ELISAとの比較

  • より多くのデータを少ないサンプル量で取得可能  ‐ 抗体アレイは、ELISAと同程度のサンプル量で、ハイコンテントスクリーニングを実施できます。
  • サイトカインの網羅的発現解析  ‐ 抗体アレイを用いたスクリーニングは、サイトカインシグナル伝達に関連する主要な要因、病気のメカニズムやバイオマーカーを発見するためのチャンスを向上させます。
  • 高い感度  ‐ G-シリーズアレイの場合、わずか 4 pg/ml のMCP-1を検出できます。一方、Raybio社のMCP-1ELISAアッセイの感度は40pg/ml です。
  • 広い検出範囲  ‐ 典型的なELISAは、100〜1000倍の濃度範囲を検出するのに対し、RayBiotech 社のアレイは、例えばIL-2の場合、25〜250,000 pg/mlという10,000倍の範囲の濃度で検出することができます。
  • より高い精度  ‐ デンシトメトリーによって決定したところ、スポットのシグナル強度のアレイ間の変動係数(CV)は、 ELISA試験(CV=10-15%)と比較して、5〜10%です。

2.特長

  • 高感度  ‐ タンパク質の種類によっては、1pg/ml 程度の低い量でも検出することができます。
  • ポジティブコントロールスポット: 各膜のポジティブコントロールスポットによって、検出工程のモニタリングと結果の正規化を実施できます。
  • 高い再現性  ‐ 最適な条件下で実施された場合、アレイ間のスポットのシグナル強度の変動係数(CV)は5%です。
  • 高い特異性  ‐ スポットされている各抗体に対応する組換えタンパク質を試験し、ハイブリダイゼーション後において、対応するスポットのみがシグナルを示すことを確認しています。
  • 高品質: それぞれの標的タンパク質に対して多くの抗体ペアを試験し、最も親和性と感度の高いペアを選択しています。 
  • 広いダイナミックレンジ  ‐ タンパク質の種類によっては、10000(104)倍の範囲で検出できます。
  • 多くの文献で実証済み  ‐ C-シリーズ抗体アレイは、多くの文献で使用されています。
  • ロバストなデータ出力  ‐ それぞれの検出タンパク質について複数のデータポイントを提供するために、各抗体は二重にスポットされています。
  • 小さな膜サイズ  ‐ 平均的な膜の大きさは、2.5 X 3.0 cm です。
  • ネガティブコントロールとブランクスポット  ‐ ベースラインとバックグラウンドを評価します。
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データ例

抗体アレイ測定例「FBSサンプル、ポジコン、ネガコン」 抗体アレイによる IL-6 発現解析「IL-6ノックアウトマウスと野生型マウス」
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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