26Sプロテアソームは真核細胞において、ユビキチンを介したタンパク質分解メカニズムの鍵を握る物質であり、その構成体の1つである20Sプロテアソームはプロテアーゼ活性を有し、タンパク質分解の中枢的な役割を担うとされています。20Sプロテアソームはαとβの二種のサブユニットで構成され、αとβの各1〜7分子がαββαの順に筒状に積み重なった構造をとることが知られています。
コスモ・バイオ抗体ブランドCACでは、20Sプロテアソームの特定のサブユニットを認識するモノクローナル抗体3種の販売を開始致しました。これらの抗体は免疫電子顕微鏡での解析により、プロテアソーム内のサブユニットの局在を検出することも可能です。
提供者:静岡大学理学部生物科学科 教授 徳元 俊伸 先生