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コスモ・バイオでは、終末糖化産物(AGE)を検出・測定するための抗体を取り揃えています。

背景

AGEは、還元糖と蛋白質との間の非酵素的糖化反応 (メイラード反応) の後期段階で生成する構造体の総称であり、種々の生体組織に加齢に依存して蓄積すること、また、糖尿病合併症や動脈硬化などの加齢関連疾患でAGE の蓄積が有意に増加することが知られています。既知AGE構造体としては Nε-(carboxymethyl) lysine (CML)、Nε-(carboxyethyl) lysine (CEL)、GA-pyridine 等が存在しており、これらの AGEs を特異的に認識する抗体がコスモ・バイオの抗体ブランド「CAC(CosmoBio Antibody Collection)」から販売開始されました。CML は脂質の過酸化反応からも生成することが報告されており、生体における酸化の指標としても注目されています。CEL は糖代謝経路から生成するメチルグリオキサールとタンパクの反応から生成し、ヒト水晶体タンパクに加齢に伴って蓄積が増加することが報告されています。GA-pyridine は動脈硬化巣の泡沫化マクロファージ内に顕著に蓄積していることから、動脈硬化の進展にはグリコールアルデヒド(GA) によるタンパクの修飾が関与していると考えられています。これらの AGE 構造体の本抗体を是非お試し下さい。

提供者:東海大学 農学部バイオサイエンス学科 食品生体調節学研究室 永井 竜児 先生

使用例

抗CML抗体(2G11)
図1 抗CML抗体(2G11)

抗CEL抗体(CEL-SP)
図2 抗CEL抗体(CEL-SP)

抗GA-pyridine抗体(2A2)
図3 抗GA-pyridine抗体(2A2)

抗CMA抗体 (3F5)
図4 抗CMA抗体 (3F5)

終末糖化産物 AGE 認識抗体

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti Nε-(carboxymethyl) lysine (CML),  (Mouse) , 2G11詳細データ CAC AGE-M01 100 UL
¥50,000
Anti Nε-(carboxyethyl) lysine (CEL),  (Mouse) , CEL-SP詳細データ CAC AGE-M02 100 UL
¥50,000
Anti GA-pyridine,  (Mouse) Unlabeled, 2A2詳細データ CAC AGE-M03 100 UL
¥50,000
Anti Nω-(carboxymethyl) arginine (CMA),  (Mouse) Unlabeled, 3F5詳細データ CAC AGE-M04 100 UL
¥50,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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