ローダミン色素は、長波長の蛍光極大を持ち、マルチカラー標識や染色が可能なため、フルオレセインに代わるものとして利用されています。また、ローダミンはフルオレセインやクマリンよりも高い光安定性を示します。
Carboxytetramethylrhodamine (TAMRA) は、オリゴヌクレオチドへの標識調製によく用いられる蛍光体です。
Sulforhodamine 101 sulfonayl chloride(Texas Red®)も、オリゴヌクレオチド標識色素として、また sulfonyl chloride の中で最もポピュラーな標識試薬ですが、水中ではかなり不安定で、特に脂肪族アミンとの反応に必要な高いpH条件では、その傾向が顕著です。Texas Red®は、脂肪族アミンと芳香族アミンの両方に無差別に反応します。また、Texas Red®の標識効率は、色素スクシンイミジルエステルと比較して極めて低いことが知られています。
AAT Bioquest社は、Texas Red®に代わる優れた代替品として California Red™、SunRed™ を開発しました。
California Red™は、Texas Red®と同じ励起波長と蛍光波長を有し、アミノ酸、オリゴヌクレオチド、タンパク質などのアミン化合物と反応し、極めて安定した明るい赤色の蛍光性結合体を生成します。Texas Red® と比較して、California Red™ は標識効率が非常に高く、得られた結合体は Texas Red® 結合体よりも蛍光が強力です。
SunRed™は、Texas Red®, Texas Red®-X そして California Red™ よりもさらに水溶性に優れています。Texas Red® や Texas Red®-X でうまく標識できないことが多い疎水性オリゴヌクレオチドの標識に非常に有用です。疎水性オリゴヌクレオチドとTexasRed®の結合体は、水溶性が低いため、生物活性アッセイの測定に使用するのは困難です。
特長
- より高い結合効率
- アミノ酸、オリゴヌクレオチド、タンパク質への標識に!
色素 | California Red™ | SunRed™ | 他社蛍光色素A |
---|---|---|---|
最大吸収波長 (nm) | 595 | 595 | 594* |
最大蛍光波長 (nm) | 615 | 615 | 613* |
吸光係数 (cm-1M-1) | 100,000 | 100,000 | 100,000 |
純度 | Single Isomer | Single Isomer | Mixture of 3 Isomers |
反応基 | Succinimidyl Ester | Succinimidyl Ester | Sulfonyl Chloride |
水溶性 (pH 7.0) | <1 mg/mL | >10 mg/mL | <1 mg/mL |
結合率 (after HPLC Purification)** | 57% | 56% | 21% |
* Glycine conjugate ** Based on the reaction with H2N-AAACATATAATACGG.

図1. California Red™と他社蛍光色素Aとの蛍光強度、標識効率の比較

図2. SunRed™と他社蛍光色素Aとの標識効率の比較
SunRed™ SEと他社蛍光色素Aを同一条件下で pH 9.0、1:1 モル比で Gly-Gly-Ser-Ser-Arg-Trp にそれぞれ添加した。標識物質は HPLC (C18逆相カラム使用) で精製した。
California Red™,SE
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
California RedTM SE![]() |
ABD | 479 | 1 MG |
¥24,000 |
California RedTM SE![]() |
ABD | 473 | 5 MG |
¥36,000 |
SunRed™,SE
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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