麻に感染する５種類の植物ウイルスを検出するELISAキット Cannabis Complete キット

本商品は、麻に感染する５種類の植物ウイルスを検出するELISAキットです。麻栽培に対するウイルス感染の影響を軽減するのに役立ちます。

近年、ウイルスがヘンプ（Cannabis sativa）の繁殖にとって大きな課題となっています。北米では、麻植物の約 50% が 1 つ以上のウイルスまたはウイロイドに感染していると推定されています。生産者は、樹勢の低下、花の収量の低下、テルペノイドやカンナビノイドなどの主要な標的化合物の生産量の減少といった悪影響に直面しています。

ウイルス感染の症状の認識して、その影響を理解し、感染経路を知ることは、作物を保護し、健全な収量を確保するための第一歩となります。さらに、定期的な検査、早期発見、適切な疾病管理の実施は、麻栽培に対するウイルス感染の影響を軽減するのに役立ちます。

• 高感度かつ特異的な診断ツール
• 使いやすく、信頼性が高く効率的
• オールインワンのキット。数分で使用可能
• 5種類のウイルスを 1 回の抽出で分析可能

本キットでは、以下の5種類の植物ウイルスを検出することができます。

1. アルファルファモザイクウイルス(AMV)
   AMV は、大麻植物で見られるウイルス性病原体のトップに属します (1)。RNA ウイルス AMV は主にマメ科作物に影響を与えますが、大麻にも影響を与えません。これは、機械的感染や感染した植物材料を介して、いくつかのアブラムシ種によって伝染する可能性があります。
   AMV の症状には以下が含まれます:
   不規則な明緑色と暗緑色の葉領域を含むモザイク パターン
   葉の黄変と歪み
   成長阻害
   AMVの感染は、収量と作物の品質の低下、光合成の障害、植物の健康状態の弱体化により、大麻栽培の効率に劇的な影響を与える可能性があります (2)。
2. アラビスモザイクウイルス (ArMV)
   ArMV は土壌に生息する線虫によって、感染した植物から健康な植物に伝染します。
   ArMV の感染は、葉のまだら化、葉のねじれやカール、新芽の成長阻害を引き起こし、その後収量の減少につながります (3)。
3. キュウリモザイクウイルス (CMV)
   CMV は主にウリ科に感染する RNA ウイルスですが、大麻植物にも感染する可能性があります (4)。80 種以上の異なるアブラムシによって伝染され、種子によって広がることもあります。CMV 感染は深刻なモザイク現象や矮化を引き起こし、植物の成熟を早めて収量を低下させる可能性があります。
4. タバコモザイクウイルス(TMV)
   TMV は RNA ベースのウイルスで、多数の植物種に感染する可能性があり、最も一般的な宿主はタバコ植物です。ウイルスは、道具、衣服、汚染された手などを介して、機械的に簡単に感染します。TMV 感染の症状には、斑点のあるモザイク模様のあるねじれて湾曲した葉、および「焼けた」端を持つ茶色の葉が含まれます。大麻植物のTMV感染は、成長の停滞、衰弱および非定型を引き起こす可能性があります。
5. タバコ条斑病ウイルス(TSV)
   TSV は、3 つの部分からなるゲノムを持つ RNA ウイルスです。TSV の宿主範囲は広く、感受性のある単子葉植物および双子葉植物の科が 30 以上あります。このウイルスは、アザミウマの寄生、花粉、種子を介して伝染すると報告されています(6)。大麻への感染は 1971 年に初めて報告され、TSV 感染により発育阻害やモザイク模様の症状が引き起こされます。

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