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腎機能アッセイに有用 OxiSelect™ カルバミル化タンパク質間接ELISA／サンドイッチELISAキット

メーカー名：Cell Biolabs, Inc.

カルバミル化タンパク質を測定するELISAキットです。

背景

カルバミル化は、in vivoにおいてタンパク質の存在期間を通じて発生する翻訳後修飾です。カルバミル化は、高濃度の尿素から自然に生成されるイソシアン酸の結合によって起こり、カルバミル化リジン（CBL）が形成されます（図1）。

図1　タンパク質のカルバミル化によるカルバミル化リジン（CBL）の形成

カルバミル化タンパク質アッセイと試薬

セルバイオラボ社の抗カルバミル化リジン抗体は、ウエスタンブロットやELISA用にご使用いただけます。

様々なサンプル中のCBLを定量するためのカルバミル化タンパク質 ELISA キットを2種類ご用意しています。キットの選択には下の表をご参照ください。

		カルバミル化タンパク質サンドイッチ ELISA (STA-877)	カルバミル化タンパク質間接 ELISA (STA-377)
アッセイデザイン	アッセイ原理	サンプルはプレートにコートされた抗原と競合	サンプルをプレート上にコート
アッセイデザイン	サンプル調製	タンパク質アッセイの必要なし（サンプルによっては希釈が必要）	タンパク質アッセイと希釈（10 μg/mL）が必要
相対感度比較	50 mg/mL タンパク質サンプル（主に血漿・血清）	感度：間接ELISAの1000倍	1倍
	10 mg/mL タンパク質サンプル	感度：間接ELISAの200倍	1倍
	1 mg/mL タンパク質サンプル（主に細胞・組織ライセート）	感度：間接ELISAの20倍	1倍
	0.1 mg/mL タンパク質サンプル	感度：間接ELISAの2倍	1倍

OxiSelect™ カルバミル化タンパク質間接ELISAキット

OxiSelect™ カルバミル化タンパク質 ELISA キットは、カルバミル化タンパク質を迅速に検出・定量するために開発された酵素免疫アッセイです。タンパク質サンプル中のカルバミル化された付加物の量は、既知のCBL-BSA標準曲線と吸光度を比較することで決定されます。本キットの検出限界は4 ng/mL CBL-BSA です。各キットには、標準曲線と目的のタンパク質サンプルを含む96アッセイを行うのに十分な試薬が用意されています。

【特長】

● 濃度 4 ng/mL 以上のカルバミル化タンパク質を検出します
● キットにはスタンダードとしてCBL修飾BSAと還元BSAが含まれています
● 細胞ライセート、血液サンプル、精製タンパク質に使用できます

【構成内容】

● 96ウェルタンパク質結合プレート
● 抗CBL抗体（1000X）
● HRP標識二次抗体（1000X）
● アッセイ希釈溶液
● 10X 洗浄バッファー
● 基質溶液
● 停止溶液
● 還元BSAスタンダード
● CBL-BSAスタンダード

図2　OxiSelect™ カルバミル化タンパク質 ELISA キットで作成した標準曲線

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
OxiSelect^TM Protein Carbamylation ELISA	CBL	STA-377	96 ASSAY	販売終了

OxiSelect™ カルバミル化タンパク質サンドイッチ ELISA キット

CBL-BSA スタンダード又はタンパク質サンプルを、抗CBL抗体コートプレートに添加し、37℃で2時間反応させます。サンプル又はスタンダード中に存在するCBLタンパク質付加物を、抗CBL抗体で、続いてHRP標識二次抗体で検出します。目的のサンプル中のCBLタンパク質付加物の量は、CBL-BSAスタンダードから作成した標準曲線と比較することで決定します。