アルデヒドは、リン脂質の酸化による副産物として、脂質ヒドロペルオキシドの分解によって生成し、細胞や組織中に存在しています。また、塩化ビニルやウレタンのような発癌物質への曝露によって生成される場合があります。生成されたアルデヒドは、4種類のエテノDNA付加体を形成してDNAを損傷します。
図1 アルデヒドが誘発するDNA損傷の構造
セルバイオラボ社では、細胞や組織から単離したDNAに含まれる2種類のエテノ付加体(エテノアデノシンとエテノシチジン)を測定できる、アルデヒド誘発DNA損傷アッセイ ELISAキットをご用意しております。
エテノアデノシンとエテノシチジン両方の損傷構造の研究には、ELISAコンボキット(品番:STA-820-C)の使用をご検討ください。