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CDK2は遍在的に発現するサイクリン依存性キナーゼファミリーメンバーである。CDK2はサイクリン依存性タンパク質キナーゼ複合体における触媒作用的サブユニットである。その活性はG1/S期に限定され、細胞周期のG1/S期の移行に必須である。CDK2はサイクリンAまたはE、CDK阻害剤p21Cip1(CDKN1A)およびp27Kip1(CDKN1B)を含む複合体の制御因子サブユニットに付随し、このサブユニットの調節を受ける。CDK2は、SMAD3やFOXO1をはじめとする複数の細胞内基質をリン酸化する。FOXO1のリン酸化によりその阻害がおこる。