引用文献多数！タイプ別コラーゲン抗体 コラーゲン抗体とコントロール

コラーゲンとは

コラーゲンは細胞外マトリックスの必須成分であり、今後も技術と治療の重要なターゲットになります。皮膚の主な構造成分であるコラーゲンは、体内で最も豊富なタンパク質であり、乾燥重量の約 30% を占めます。コラーゲンの使用は、インプラント、臓器置換、組織同等物、動脈栓、美容整形、外科用縫合糸、創傷や火傷の外科用包帯などのさまざまな医療用途でますます普及してきています。これらの進歩は、細胞生物学研究において研究者が型特異的コラーゲンを含むコラーゲンを検出できるようにする抗コラーゲン抗体の使用を前提としています。

コラーゲンの三重らせん構造

コラーゲン構造の変化は、体のさまざまな種類の組織における明確な生物学的特徴に不可欠な機能的多様性を生み出します。コラーゲンは、その超分子構造に基づいて、原線維形成コラーゲン (I、II、III、および V 型) と非原線維形成コラーゲン (IV および VI 型) の 2 つの主要なクラスに分類されます。ヒトには、さまざまな翻訳後修飾を受ける 20 を超える固有のプロコラーゲンがあり、その結果、コラーゲンの種類間で大きな多様性が生じます。

研究者は、特に型特異的コラーゲン抗体を使用してコラーゲンの体内分布、関連細胞間の相互作用、細胞接着のメカニズム、および細胞の発生と分化を研究する場合に、細胞の挙動と生理機能についての正確な洞察を得ることができます。型特異的抗コラーゲン抗体は特異性が高く、多くの場合、天然コラーゲン分子の三重らせん構造の微妙な違いによってコラーゲンの種類を区別することが多いため、「目的に適合する」正しい抗体を選択することが重要です。つまり、適切な組織内の特定の種類のコラーゲンを検出し、免疫学的検定を行うことです。Rockland社のコラーゲン抗体は300 以上の研究出版物で引用されており、コラーゲン研究に関して、ほぼすべての状況で好ましい選択肢として確立されています。

Product	Clonality	Reactivity	Applications	Top Cited Collagen Antibodies
Collagen Type I Antibody	Polyclonal	Human, Mouse, Rat, Bovine, Pig	WB, IHC, IF, FC, IP, Multiplex, ELISA	210 References
Collagen Type II Antibody	Polyclonal	Human, Bovine	IHC, IF	26 References
Collagen Type III Antibody	Polyclonal	Human, Bovine, Pig	WB, IHC, IF, FC, ELISA	46 References
Collagen Type IV Antibody	Polyclonal	Human, Bovine	WB, IHC, IF, Multiplex	39 References
Collagen Type V Antibody	Polyclonal	Human, Bovine	IHC, IF, Multiplex
Collagen Type VI Antibody	Polyclonal	Human, Bovine	IHC, IF

型特異的抗コラーゲン抗体を使用する場合、実験の成功とデータの再現性を確保するために、実験計画に適切なコントロールを含める必要があることは軽視できません。血清タンパク質、他のコラーゲンタンパク質、非コラーゲン細胞外マトリックスタンパク質など、それ自体に不純物が含まれていない、高度に精製されたタイプ特異的なコラーゲンタンパク質のみをコントロールとして使用する必要があります。標準品は、コラーゲンに関して物理的に純粋であるだけでなく、このタイプの実験で対照として使用されるコラーゲンの種類に関して免疫学的にも純粋でなければなりません。タイプ特異的な抗コラーゲン抗体は、試験対象の組織に存在するコラーゲンの検出に適したものを選択する必要があります。

図3. 抗コラーゲン III 抗体 (品番：600-401-105)を用いたヒト皮膚 (左、真皮)および精巣 (右) の染色(IHC)
Images provided courtesy of LifeSpan Biosciences, Seattle, WA

図4. 抗コラーゲン IV 抗体 (品番：600-401-106) を用いたヒト腎臓の染色(IHC)
Images provided courtesy of LifeSpan Biosciences, Seattle, WA

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