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記事ID : 45610
研究用

CMOS-HD-MEAシステム 3Brain高密度微小電極アレイシステム
CMOS-HD-MEAシステム

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創薬研究ツール
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3Brain社では、CMOS (Complementary Metal Oxide Semiconductor)技術を利用した高密度微小電極アレイシステム(High Density Microelectrode Array System: HD-MEA)を販売しています。細胞、オルガノイド、組織スライス(脳、網膜)などのサンプルを用いた電気生理学的な評価にご使用いただけます。

特長

  • 1 well当たり最大4,096電極から同時に細胞外電位を測定
  • 最大3.8 x 3.8 mm2の広い測定可能エリアにより、サイズの大きいサンプルからも測定が可能
  • 3D電極プレートにより、オルガノイドや脳スライス内部の細胞から測定が可能
  • Single-well、 6-well、 24-well対応デバイスをラインアップ

ラインアップ

TBR_MEA_03.png
図1. 3Brain社 HD-MEA装置ラインアップ

 

表1. 3Brain社 HD-MEA装置比較表
  BioCAM Duplex HyperCAM alpha HyperCAM delta
対応プレートサイズ Single-well 6-well 24-well
最大同時測定可能電極数 4,096電極 2,304電極/well 1,024電極/well
センサー領域サイズ 3.8 x 3.8 mm2 3.8 x 3.8 mm2 1.57 x 1.57 mm2
サンプリングレート 20kHz 20kHz (1,024電極/well) 10kHz
10kHz (2,304電極/well)
刺激可能電極数 4,096電極 4,096電極/well 1,024電極/well
3D電極プレート利用 〇* 〇* ×

*3D電極プレートの利用には、別途3D専用モジュールの購入が必要となります。

 

HD-MEAプレート

BioCAM Duplex、もしくはHyperCAM alphaに搭載可能なSingle-wellプレート、および6-wellプレートでは、、3.8 x 3.8 mm2の測定エリア内に4,096個の電極が設置されています。Single-wellプレートでは、4,096個の電極すべてから同時に細胞外電位を測定することが可能です。 また、3D電極プレートでは、オルガノイドや脳スライスサンプルの表面ではなく、内部の細胞から細胞外電位を測定することができ、高感度にシグナルを検出することが可能です。

TBR_MEA_01.png
図2. CorePlate™
Wellの中心エリアに4,096個の電極を60 µm間隔で設置。全ての電極が測定と刺激の両方に対応。

 

TBR_MEA_02.png
図3. 3D電極プレート
90µmの高さで突き出した構造の先端に電極を設置。サンプルの表面ではなく、内部の細胞から電位を測定することが可能。

評価例

TBR_MEA_04.png
図4. 脳オルガノイドからの測定
脳オルガノイドへのKCl刺激に対する応答を評価した。専用ソフトウェアによるコネクティビティ解析(上図)とRaster plot (下図)からKClが神経ネットワークに及ぼす影響を確認した。

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