本抗体は、組織染色においてカハールの介在細胞(Interstitial Cells of Cajal:ICC)の局在を検出することが可能です。
背景
カハール細胞
カハール細胞は別名カハールの介在細胞(Interstitial Cells of Cajal:ICC)と呼ばれ、消化管の自発運動や神経による運動調節に関与する細胞としてその機能が注目されています。
ICCはレセプター型チロシンキナーゼの一種であるc-Kitを発現する細胞であることが知られており、c-Kitに異常が生じるとICCが正常に分化増殖できないため消失し、消化管の自動収縮運動が障害されることからこの細胞が消化管運動のペースメーカー的役割を果たしていることが示唆されています。
本商品は単離したマウスの腸管細胞を免疫源としたモノクローナル抗体試薬で、組織染色においてICCの局在を検出することが可能です。
使用例
図1 マウス胃(左)及び腸管(右)における組織染色の結果(いずれも4%パラホルムアルデヒドで固定)
カハール細胞染色用モノクローナル抗体
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Anti ICC (Cajal), Mouse (Rat) Unlabeled![]() |
COP | COP-080052 | 100 UL |
¥50,000 |
提供者:名古屋大学医学部保健学科 鳥橋 茂子 先生
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COP | COP-080051 | 100 UL |
¥40,000 |
提供者:
[COP-080049]
東京都総合医学研究所 生体分子先端研究分野 カルパイン・プロジェクト 反町 洋之 先生
[COP-080050, COP-080051]
東京都総合医学研究所 蛋白質代謝研究室 木村 洋子 先生
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について