記事ID ： 38174

ラテラルフローデバイスで迅速検出コロナウイルス (COVID-19) IgM/IgG 迅速テストキット (dual casettes)

カテゴリから探す > バイオメディカル（環境・食品） > ウイルス感染症の検査・研究

メーカー名：RayBiotech, Inc.

コロナウイルス (COVID-19) IgM/IgG 迅速テストキット (dual casettes)

ヒト血清、血漿および末梢血中の新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) N-タンパク質に対する IgG および IgM抗体を検出します。

RBT社 COVID-19 関連研究ツール

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

測定原理

検出キットは、イムノクロマトグラフィーの原理 (毛細管現象と抗原への特異的かつ迅速な結合をする抗体を利用し、混合物中の成分の分離を実行) を用いています。各カセットには新型コロナウイルス Nタンパク質 (「T」テストライン）と抗マウス抗体 (「C」コントロールライン) で別々にコーティングされた乾燥培地が含まれています (図1)。

図1

図2

カセットには2つのストリップとサンプルパッドがあり、一方はIgM抗体を、もう一方はIgG抗体を検出します。2種類の遊離コロイド金標識抗ヒトIgM抗体、遊離コロイド金標識抗ヒトIgG抗体がリリースパッドセクション (S) にあります。希釈した血清、または全血をリリースパッドセクションにアプライすると、抗ヒトIgM抗体もしくは抗ヒトIgG抗体がサンプル中のコロナウイルスIgM抗体もしくは IgG抗体に結合し、Ig-IgM複合体あるいはIg-IgG複合体を形成します。サンプルと抗体は、毛細管現象によりカセット培地を移動します。
サンプルにコロナウイルスIgM抗体もしくはIgG抗体が存在する場合、テストライン (T) の新型コロナウイルス Nタンパク質は Ig-IgM複合体もしくはIg-IgG複合体に結合され、発色します。サンプルにコロナウイルスIgM抗体あるいはIgG抗体がない場合、テストライン (T) の新型コロナウイルス Nタンパク質には結合せず、発色しません。遊離抗ヒトIgMはもしくは遊離抗ヒトIgG は、コントロールライン (C) に結合します (C)。キットが適切に機能していることを確認するため、このコントロールラインは検出ステップの後に表示されるようになっています。