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記事ID : 40787
研究用

遊離アミノ酸のみを定量 D-アミノ酸定量キット (比色および蛍光測定)

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生体サンプルおよび食品サンプル中に存在する遊離D-アミノ酸(D-グルタミン酸とD-アスパラギン酸を除く)の総量を96ウェルプレートを用いて測定するキットです。 ポリペプチド鎖(ペプチドおよびタンパク質)に見られるアミノ酸は検出されません。
各キットには、最大100のアッセイ*を実行するのに十分な試薬が含まれています。サンプルのD-アミノ酸濃度は、既知のD-アラニンとの比較によって決定されます。
*ブランク、スタンダード、測定サンプル分を含みます。D-Amino Acid oxidase入り (+DAAO)と無し (-DAAO)のサンプルを、2連で分析する設計です。

背景

D-アミノ酸は、果物、野菜、牛乳、チーズ、肉、魚などのさまざまな食品に含まれています。ヒト血清では検出されませんが、マイクロモルレベルは哺乳類の脳およびヒトとマウスの内分泌系で検出されます。
例えば、D-セリンはニューロンからシナプスに放出され、そこでNMDA受容体活性に影響を与えることができます。異常なレベルのD-セリンは、アルツハイマー病など、異常なNMDA受容体活性によって引き起こされる疾患に関連しています。また、D-セリンレベルの低下は、統合失調症のような症状に関連しています。

特長

  • 遊離のD-アミノ酸のみを測定(D-グルタミン酸とD-アスパラギン酸を除く)、ペプチドやタンパク質を検出しない
  • 検出感度:1.56 µM
  • 測定可能サンプル:ライセート、血清、血漿、尿、食品など
  • スタンダード(D-アラニン)を含む

構成内容

  • D-アラニンスタンダード
  • 10 x アッセイバッファー
  • 比色プローブもしくは蛍光プローブ
  • HRP
  • D-アミノ酸オキシダーゼ

測定原理

比色定量キット 蛍光定量キット

図1 測定原理
左図:比色定量キット 右図:蛍光定量キット

実験データ

比色定量キット
蛍光定量キット

図2 キットの特異性
100µMの濃度のD-アラニン、L-アラニン、グリシン、L-チロシン、L-グルタミン酸、L-リジンを、プロトコールに従って測定した。
左図:比色定量キット 右図:蛍光定量キット

D-アミノ酸定量キット (比色および蛍光測定)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
D-Amino Acid Assay Kit (Colorimetric)詳細データ CBL MET-5136 1 KIT
[100 assays]
¥93,000
D-Amino Acid Assay Kit (Fluorometric)詳細データ CBL MET-5137 1 KIT
[100 assays]
¥93,000
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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