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5回以上継代可能、長期培養を要する実験系に有用改良型初代ラット大脳皮質細胞, HOクローン(Enhanced Primary Rat Cerebral Cortex Cell)

メーカー名：Applied Biological Materials Inc.

改良型初代ラット大脳皮質細胞 (HOクローン) は、細胞がコロニー形成する際に独特な形態を示し、中央に穴を生じます。本商品の製造過程では、鳥類のMyc遺伝子 (pneoMLV) を含むレトロウイルスベクタ－を感染させていますが、不死化はさせていません。GFAP と GalC (オリゴデンドログリア系統マーカー)を発現します。

【ご注意】
下記商品は、2004年2月19日に施行されました「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」（通称カルタヘナ法）の使用規制対象品です。ご使用に際しては、規則に則し、適切にお取扱いください。

仕様

生物種	フィッシャーラット　新生児
由来臓器	大脳皮質
生育特性	接着
形態	細胞体が寄せ集まっており、密集したコロニーに特有の穴をもつ。平坦で線維芽細胞様
品質管理	マーカーに対する免疫蛍光分析
継代	推奨培地：品番：TM003　Prigrow III Medium 完全生長培地作成用添加剤：牛胎児血清：最終濃度10% 馬血清：最終濃度5% 品番：G271　G418 (0.3 mg/mL) 品番：G255　ペニシリン/ストレプトマイシン培養器材および添加剤：品番：G299　PriCoatTM T25 Coated Flask 品番：G422　Applied Cell Extracellular Matrix ,Rat 環境条件： CO₂：5%、温度：37.0℃

細胞培養プロトコール

製品データ

図.1　ラット大脳皮質由来HOクローンの特性
(A, B) HO クローンの培養中に形成する"穴"の位相差顕微鏡観察像。(B)は(A)より培養が長く、より多くの細胞が経過を発生しておりディッシュから剥がれている。スケールバー: 100 µm。 (C, D) 数週間の培養後、GFAP に対する抗体で染色した HO クローンの位相差と対応する免疫蛍光顕微鏡観察像。
スケールバー:20 µm

よくある質問

【01】提供形態を教えてください。

細胞の凍結バイアルをドライアイス詰めでお届けします。

【02】 “正常”とは病気にかかっていない組織/臓器ですか。

はい。

【03】どの程度の頻度で培地交換を行うべきですか。

培地は2～3日ごとに交換してください。

【04】初代細胞の凍結バイアルはどのように保管すべきですか。凍結バイアルを受領後、液体窒素に入れてもよいですか。

多くの場合、ドライアイス(-70℃)で発送した初代細胞バイアルは液体窒素に戻すことができ、後日、迅速に融解を行って回復させることができます。ただし、傷つきやすい細胞種の場合、この処理による温度変化によって生存率が下がり、回復が困難になる場合があることにご留意ください。

【05】培養培地にはどの程度のペニシリン/ストレプトマイシン (P/S) を添加すべきですか。

1% P/S (品番：G255)をご提案します。通常、P/Sを使用していない場合は、必要ありません。

【06】推奨保存温度を教えてください。

一般に、生細胞は受領後、37℃、5% CO2下に3 ～4時間おいて順応させ、その後、培地を交換します。凍結細胞の場合、受領後直ちに液体窒素またはドライアイス(-180℃)に保管します。

【07】細胞を融解後、再凍結は可能ですか。

データシートに特記されている場合を除き、初代細胞株を融解後、再凍結することもできます。

【08】コラーゲンコート6ウェルプレートに凍結細胞をそのまま播種することはできますか。T25フラスコ（品番：G299）にまず播種後、６ウェルプレートに移動させるべきですか。

6ウェルプレートをご利用予定の場合、T25フラスコから6ウェルプレートに移し替える必要はなく、6ウェルプレートに直接播種することができます。

【09】なぜ最適播種密度を決めることが重要なのですか。

Applied Biological Materials社が推奨している播種密度は新しい容器に細胞を播種することを想定しています。最適な播種密度では、細胞が表面に接着でき、増殖する空間があります。もし、播種した細胞が少なすぎると、細胞が表面に接着しないことがあります。多くの細胞はよりよい生長のために近接領域に存在する必要があるため、播種密度が重要になります。細胞間相互作用によって、微小環境の変化に応答して細胞がお互いに情報伝達できるのです。シグナルを送ったり受け取ったりするこの能力は細胞生存に非常に重要です。この他にも、もし播種密度が低すぎると、細胞が接着できても細胞生長の遅れがみられます。播種密度が高すぎる場合には、細胞は接着するものの、増殖のための空間が不十分となり複製が停止します。

【10】品番：T5999　改良型初代ラット大脳皮質細胞の有用性は何ですか。他の初代細胞とどこが違うのでしょうか。

代細胞は通常、限られた回数しか継代できません。品番：T5999は改良型であり、５回以上の継代が可能で、特に長期にわたる実験において有用となります。

改良型初代ラット大脳皮質細胞, HOクローン(Enhanced Primary Rat Cerebral Cortex Cell)

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Enhanced Primary Rat Cerebral Cortex Cells (HO Clones), Rat	APB	T5999-C	1 EACH [5 x 10^5 cells/1.0ml]	販売終了

【関連商品】

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
Prigrow III Medium	APB	TM003	500 ML	￥38,000
PriCoat T25 Flasks	APB	G299	10 PC [10 flasks]	￥29,000
Penicillin/Streptomycin Solution	APB	G255	100 ML	￥21,000
Geneticin (Antibiotic G418)	APB	G271	10 ML	￥20,000
Applied Cell Extracellular Matrix, Rat	APB	G422	25 ML	￥89,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

※ 表示価格について

「改良型初代ラット大脳皮質細胞, HOクローン(Enhanced Primary Rat Cerebral Cortex Cell)」は、下記のカテゴリーに属しています。

5回以上継代可能、長期培養を要する実験系に有用改良型初代ラット大脳皮質細胞, HOクローン(Enhanced Primary Rat Cerebral Cortex Cell)

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