アディポネクチン測定ELISAキットは、糖尿病、肥満等メタボリックシンドロームの研究のための、アディポネクチン(Adiponectin)定量用ELISAキットです。
肥満関連因子 Adiponectin を定量 アディポネクチン測定ELISAキット
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背景
アディポネクチンとは?
アディポネクチン(Adiponectin、別名Acrp30、AdipoQ、GBP-28)とは、244のアミノ酸から成るタンパク質で、脂肪細胞で特異的に高度に発現しているapM1遺伝子の産物です。このタンパク質は、可溶性防御コラーゲンスーパーファミリーに属し、VIII型及びX型コラーゲンに相同するコラーゲン様ドメインと、補体C1q様球状ドメインを持っています。アディポネクチンは三量体を形成しますが、血清中ではこの三量体が構成単位となって高次複合体を形成しています。これらの複合体は、血清タンパク質の約0.01%を占めています。
臨床研究により、アディポネクチンレベルの低下が、インスリン抵抗性に関連し、2型糖尿病の発症に先行して起こることが示されました。低アディポネクチン血症は、高トリグリセリド血症や非アルコール性脂肪性肝疾患などのメタボリックシンドロームやにも密接に関連しています。また、アディポネクチンは、アテローム性動脈硬化症の炎症のプロセスも阻害します。
アディポネクチンレベルのモニター、アディポネクチンの産生や受容体に影響を与えるプロセスの調査により、肥満、インシュリン抵抗性、高脂血症、アテローム性動脈硬化症の防止や治療のための有望なターゲットの発見につながることが期待されます。
特長
- 迅速:わずか3時間で38サンプルをデュプリケートで実施
- 定量的:半定量のウェスタンブロット解析よりも優れた定量結果
- 高感度:0.1ng/mLまで測定可能
構成内容
- マイクロプレート(抗体でプレコートしたもの)
- 標識溶液
- スタンダードセット
- コントロール(High、Low)
- 希釈バッファー(10×)
- 洗浄液(10×)
- 基質溶液
- 停止溶液
測定手順
図1 測定手順概要
スタンダード、コントロール、サンプルをプレート(ヒトアディポネクチンポリクローナル抗体でプレコートしたもの)に加え、1時間インキュベートする。洗浄後、標識溶液(HRP標識アディポネクチン抗体)を加え、1時間インキュベートする。洗浄後、基質溶液を加え、残ったHRP標識と基質(TMB)を反応させる。停止溶液を加えて反応を止め、吸光度を測定する(吸光度はアディポネクチンの濃度に比例)。スタンダードカーブから未知サンプルの濃度を算出する。
使用例
図2 スタンダードカーブ
アディポネクチン測定ELISAキット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Adiponectin, ELISA kit, Human | ENZ | ALX-850-377-KI01 | 96 WELL |
¥175,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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