Nuclear-ID® Green クロマチン凝縮検出キットは、クロマチン凝縮を蛍光顕微鏡観察やフローサイトメトリーで測定します。

顕微鏡観察やフローサイトメトリーでアポトーシスを蛍光測定 Nuclear-ID® Green クロマチン凝縮検出キット
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使用目的
本キットで使用している細胞透過性色素は、DNA二本鎖上に積み重ねられた塩基対間に入り込む芳香族性、平面カチオン構造をしている UVレーザーを必要としない 488nmレーザーで励起する緑色蛍光試薬です。色素分子の環境依存性蛍光増強や、溶液中のフリー色素に比例的な蛍光シグナル増加を示します。強いシグナル増強はアポトーシス中のDNA凝縮で観察されます。
特長
- 凝縮クロマチンの蛍光検出によるアポトーシス解析
- 細胞死パスウェイ解析や薬剤/毒性研究に最適
- 正常細胞に比べてアポトーシス誘導細胞の凝縮クロマチンを40 倍強く蛍光染色
- 洗浄不要の簡単プロトコール
構成内容
- Nuclear-ID® Green 検出試薬
- アポトーシス誘導試薬 (Staurosporine)
- アッセイバッファー
その他
検出波長:Nuclear-ID®(緑)Ex/Em: 503nm/ 531nm
品質コントロール
- 吸収ピーク:λmax = 507 ± 4 nm
- 純度: ≧93% (HPLC)
- QC:ロット毎にJurkat細胞でテストしています
- 未処理コントロール細胞:生存細胞 >85%、アポトーシス細胞集団 <15%
- アポトーシス誘導処理細胞:生存細胞 > 60%、アポトーシス細胞集団 <30%
- アポトーシス細胞の平均蛍光/生存細胞の平均蛍光 >40
アプリケーション例
図1.
アポトーシスの過程でのクロマチン凝縮の各ステージ
図2.
蛍光顕微鏡でクロマチン凝縮を観察した。HeLa 細胞を0.2% DMSOで処理(コントロール)、もしくは2 μM スタウロスポリンで処理し、5 μM Nuclear ID®Green 試薬で染色した。スタウロスポリンで処理した細胞では、アポトーシスの特徴である凝縮クロマチンを強く染色した。
図3.
環境毒性化合物に対するクロマチン凝縮のフローサイトメトリー分析。Jutkat細胞に様々な化合物を加え16時間処理した。
Nuclear-ID® Green クロマチン凝縮検出キット
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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NUCLEAR-ID(R) Green chromatin condensationdetection kit![]() |
ENZ | ENZ-51021-K200 | 1 KIT [200 assay] |
¥82,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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