ヒストンペプチドに対する、エフェクタータンパク質、抗体、酵素の相互作用を、ハイスループットスクリーニングするために開発されたアレイです。ストレプトアビジンコートされたスライドガラスに、ビオチン化され、修飾されたヒストンペプチドの組み合わせが固定されています。4つのコアヒストン(H2A、H2B、H3、H4)、および、いくつかのヒストン変異体に対して、95種類以上の修飾を網羅しています。各アレイには、265種類以上のヒストンペプチドがそれぞれ12回スポットされ、抗体・タンパク質の結合、酵素活性を正確に評価できます。アレイにプリンティングされているペプチドは、広範囲にバリデートされ、精製された、高品質のものを用いています。
EpiTitan™ ヒストンペプチドアレイは、以前の EpiGold™ が大幅に改善された製品です。
- マルチウェルガスケット(品番: 11-3001)の使用により、1つのアレイで複数の実験を行うことが可能に
- 20種類以上のペプチドを追加し、修飾の種類が増加
- エピトープタグと一次抗体のポジティブコントロールを改良
- スキャンおよび解析ツールの向上
図1 EpiTitan™ ヒストンペプチドアレイのワークフロー
エフェクタータンパク質とペプチドとの相互作用を検出するために、タンパク質(またはタンパク質のエピトープタグ)に対する一次抗体と、蛍光(またはECL検出のためのHRP)標識二次抗体が必要になります(免疫蛍光顕微鏡での検出手順と同様)。ヒストン抗体特異性の解析には、ヒストン修飾に対する一次抗体と、一次抗体を認識する蛍光(またはHRP)標識二次抗体が必要です。