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記事ID : 42671
研究用

NASHの創薬研究をin vitroin vivoの多様なアッセイでサポート Eurofins DiscoverX社 NASH関連サービス
NASHの創薬研究をin vitroin vivoの多様なアッセイでサポート

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創薬研究ツール
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非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) は肝硬変、肝臓がん等につながる疾患であり、特に肝硬変の主要な要因の一つとして着目されています。NASHの病態としては、肝臓中の脂質の蓄積(脂肪肝)、炎症反応を経て線維化が誘導されることが知られており、関連するターゲットタンパク質や動物モデルが研究されてきました。
Eurofins DiscoverX社では、初期のNASHに見られるような脂肪肝、肝炎に関連したターゲットタンパク質の評価系、その後の肝臓の線維化におけるin vitroのセルベースでの評価系、脂肪肝〜線維症を再現したMCDマウス・CDAHFDマウスを用いたin vivoでの評価系をそれぞれ複数ご提供しており、NASHを標的とした創薬研究を多面的にサポートいたします。

試験一覧

NASHのステージ、病態に応じてin vitroin vivoの各種アッセイサービスを提供しております。

ステージ 初期 中期 後期
In Vitro Panel Target Based Panels Cell Based Panel
Liver Steatosis Panel Hepatitis Panel Liver Fibrosis Panel
In Vivo Model MCD Mouse Model, CDAHFD Mouse Model
病態 脂肪肝 肝炎 線維化

※関連サービス:BioMAP Fibrosis Panel

Target Based Panels

【Liver Steatosis Panel】

NASHの初期〜中期に見られる脂肪肝に関連した6ファミリー、13ターゲットを評価するパネルです。

Table.1 Liver Steatosis Panelのターゲット一覧
Class Target
Carboxylase ACC1
GPCR GLP1R
TGR5
Kinase AMPK
FGFR1
FGFR4
Lipase Pancreatic Lipase
 
Class Target
NHR FXR
PPARα
PPARδ
PPARγ
THRβ
Transporter IBAT

【Hepatitis Panel】

NASHの初期〜中期に見られる肝炎に関連する6ファミリー、11ターゲットを評価するパネルです。

Table.2 Hepatitis Panelのターゲット一覧
Class Target
Caspase Caspase 3
Caspase 7
Caspase 8
GPCR CCR2
CCR5
CysLT1
 
Class Target
Kinase ASK1
Oxidase VAP1
PDE PDE4A
PDE4B
Transcription Factor NRF2

【データ例】

eurofins-discoverx-nash-service-drx_01.png
図.1 Liver Steatosis Panel, Hepatitis Panelのターゲットの評価データ
左:胆汁酸トランスポーターであるIBATに対し、Odevixibat (NASHのphase II臨床試験中の薬剤) とLinerixibat (2型糖尿病のphase II臨床試験中の薬剤) の阻害活性を確認した。
右:線維化に関わるオキシダーゼVAP1に対し、既知の阻害剤であるMofegiline及びPXS4728A (NASHのphase II臨床試験中の薬剤) の阻害活性を確認した。

Cell Based Panel

【Liver Fibrosis Panel】

NASHの後期で見られる線維症との関連性が高いLOXL2に対する活性評価と線維化の阻害をイメージングで評価するパネルです。

【データ例】

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図2. 線維症のマーカーであるCOL1A1を指標とした線維化の検出とTGF-β阻害剤による線維化の阻害
左:ヒトHSC LX-2細胞の培養イメージ。青色は核を示す。
中央:線維化を誘導するTGF-βを加えることで、COL1A1の産生 (赤色) が確認された。
右:TGF-βのシグナル伝達を阻害するSB-431542を加えることで、COL1A1の産生が抑制された。

In Vivo Disease Models

【MCD Mouse Model】

メチオニン・コリン欠乏食を投与し、肝臓からの脂質の排出を阻害することで、脂肪肝〜肝線維症を誘導するマウスモデルです。進行中のNASHにおける、各種マーカーやNASスコアに対する化合物の作用を評価します。

【CDAHFD Mouse Model】

コリン欠乏高脂肪食を投与し、MCDマウスと同様の病態を再現したマウスを使用して化合物の活性を評価します。MCD Mouse Modelと比べて長期生育時に体重の減少が見られないことが特徴です。
MCD Mouse Model、CDAHFD Mouse Modelともに以下の指標で評価が可能です。

体重、ALT, AST, ALP, T-BIL, ALBレベル、肝臓重量、その他マーカー (タンパク質、mRNA) 解析、病理学的解析

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図3. CDAHFDマウスの評価データ
上:生育時の体重の変化を測定した。CDAHFDマウスは長期生育時も体重が安定していた。
左:CDAHFDマウスは高いASTレベルを示し、Pioglitazone投与により抑制された。
右:NAFLDの診断に利用されるNAS (NAFLD Activity Score) を計算すると、CDAHFDマウスにおける高いNASスコアと、Pioglitazoneによる抑制が確認された。

関連サービス:BioMAP Fibrosis Panel

BioMAP Fibrosis Panelは、線維症に対する薬効をセルベースで予測します。肺線維芽細胞、気道上皮細胞、腎近位尿細管上皮細胞等を1種類または複数種類で培養後、特定の刺激剤を加えることで疾患モデルを構築し、サンプル添加時のマーカーの変動を評価することで線維症に対する活性を評価します。

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図4. Nintedanib (ピンク) とPirfenidone (黒) のBioMAP Fibrosis Panelにおける評価データ
多くのマーカーは2つの薬剤で同様の変動パターンを示したが、アノテーションされている一部のマーカーは異なる挙動を示しており、これらの違いがnintedanibとpirfenidoneを併用投与した際の薬効を示唆している可能性がある。

アッセイ系の詳細は以下のページをご参照ください。

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