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記事ID : 43740
研究用

Freund's アジュバントの代替品として使用可能! FastAb Adjuvant

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FastAbアジュバントは、モノクローナル抗体およびポリクローナル抗体を調製するために特異的に設計された、新規の水溶性マウスアジュバントです。
フロイントアジュバント(Freund's adjuvant)の代替品として使用することができます。

FastAbアジュバントは、Freund'sアジュバントと比較して、調製ステップが簡単かつ短時間であり、より低い用量の免疫原を必要とします。また、乳化を必要としないため、抗原の天然構造を維持することができます。
FastAbアジュバントは、マウスハイブリドーマ技術、ファージディスプレイ抗体ライブラリー技術、シングルB細胞クローニング技術によるモノクローナルAbスクリーニングの調製に適用することができます。

特長

  • 乳化剤を必要としないため、抗原と混合するだけで筋肉注射に使用できる準備が整い、扱いやすい
  • 簡便かつ短いプロトコール
  • 2〜3週間の免疫化を行い、計2回の注射を行う
  • 抗原使用量が少ない(1回の投与に0.1〜50µg)
  • 無菌、安全、かつ無毒であるため、良好な動物福祉を確保する
  • 高力価と親和性をもつ抗体の生成を可能にする
  • 乳化を必要としないため、本来の免疫原構造を維持することができる
  • 直鎖状エピトープおよびコンホメーションエピトープの両方に適している

アプリケーション

FastAbアジュバントは、下記技術によるモノクローナルAbスクリーニングの調製に利用できます。

  • マウスハイブリドーマ技術
  • 免疫抗体ライブラリー技術
  • 単一B細胞単離技術

プロトコール

モノクローナル抗体作製の標準プロトコール(5週間)

日数 プロトコール
0日目 一次免疫
21日目 追加免疫
31〜35日目 追加免疫から10〜14日後、ELISA法によって血清力価を測定する
35日目 アジュバントを用いないパルス免疫を行う
36〜38日目 マウスから脾臓またはリンパ節を採取し、細胞融合を介してスクリーニングおよびモノクローナル抗体を生成する
続いて、免疫抗体ライブラリーまたはsingle B細胞の単離を確立する

モノクローナル抗体作製の標準プロトコール(2週間)

日数 プロトコール
0日目 一次免疫
7日目 追加免疫
14日目 尾静脈、眼球、または心臓穿刺によって血液を採取する

よくある質問 Q&A(一部抜粋)

【04】FastAb アジュバントを使用した場合、マウスはどのような種類の抗体を産生しますか?

5週間の標準免疫化プロトコルを行った場合、マウスによって産生される抗体は、主に高親和性IgGおよび若干の低親和性IgMと予測されます。

【09】FastAb アジュバントはヒト化抗体の調製に使用できますか?

はい、FastAb アジュバントは、まずヒト化マウスを免疫化するために使用でき、次いでマウスハイブリドーマ技術、ファージディスプレイ抗体ライブラリー技術、またはヒト化抗体を調製するためのシングルB細胞クローニング技術に使用することができます。

【11】FastAb アジュバントの免疫原はFreund アジュバントと同じですか?

はい、どちらのアジュバントもさまざまな抗原に使用できます。

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下記よりそのほかのFAQもご覧いただけます。

FastAb Adjuvant

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
FastAb Adjuvant詳細データ MPB 642901 1 ML
¥22,000

【関連商品】Freund's Adjuvant

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Freund's Complete Adjuvant詳細データ MPB 642851 50 ML
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¥15,900

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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