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記事ID : 33138
研究用

ヒト線維芽細胞増殖因子受容体抗体|癌研究に有用 Fibroblast growth factor receptor 3 (FGFR3) IIIc 抗体

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FGFR 3IIIcに対するポリクローナル抗体です。ウエスタンブロッティングにて、FGFR 3IIIcを特異的に検出できます。

背景

線維芽細胞増殖因子受容体 (fibroblast growth factor receptor;FGFR) である FGFR3 は、膀胱がん、メラノーマ、多発性骨髄腫などの悪性腫瘍での発現亢進や、変異体が悪性化を引き起こすことが知られています。FGFR3 はいくつかのアイソフォームが存在しますが、そのうちの一つであるFGFR3 IIIc は、食道の扁平上皮がんにおいて発現が亢進しており、がんの悪性化に関与していると報告されています1)

特長

製品特性
抗原種 Human
免疫抗原 Human FGFR3IIIcの353-370アミノ酸 (WLVVLPAEEELVEADEAGS)
抗体種 Rabbit Polyclonal Antibody
精製方法 Immunogen affinity purified
交差反応性 ウエスタンブロッティングではHuman FGFR2IIIcおよびFGFR3IIIbに対する交叉反応は認められません。

 

アプリケーション詳細
アプリケーション ウエスタンブロッティング、免疫蛍光染色、免疫組織染色
適用濃度 ウエスタンブロッティング 1〜5 µg/mL
免疫蛍光染色、免疫組織染色 2〜20 µg/mL

製品データ

品番:80131のWBの結果

図1. ウエスタンブロッティング例
リコンビナントFGFR2 IIIc、FGFR3 IIIc、およびFGFR3 IIIb を試料として、PAB to human FGFR3 IIIc にてウエスタンブロッティングを行った結果。

 

YMS_80131_02.jpg

図2. 免疫蛍光染色例
FGFR3 IIIb または FGFR3 IIIc を発現させた HEK239T 細胞に PAB to human FGFR3 IIIc を反応させ、蛍光標識抗ウサギIgG抗体にて染色した結果。
N:未感染の HEK293T細胞、FGFR3 IIIb:FGFR3 IIIb 発現HEK293T細胞、FGFR3 IIIc:FGFR3 IIIc発現 HEK293T
DAPI:青、PAB to human FGFR3 IIIc+抗ウサギIgG抗体:緑

(免疫蛍光染色法のデータは京都産業大学 瀬尾 美鈴教授提供)

参考文献
  1. Nobuhiro Ueno et all. (2016) J Histochem Cytochem. 64(1) 7-17

Fibroblast growth factor receptor 3 (FGFR3) IIIc 抗体

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti FGFR3IIIc, Human (Rabbit) 詳細データ YMS 80131 0.25 ML
[20 μg/mL]
販売終了

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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