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FRK(Fyn 関連キナーゼ)はRak ともよばれ、核内チロシンキナーゼかつSrc サブファミリーメンバーである。さまざまな細胞株において、 FRK 発現は限定的発現を示し、特に上皮細胞において高い発現がみられる。乳房細胞や腎細胞の癌細胞株においてFRK の上昇発現がみられる。さらに、網膜芽細胞腫感受性遺伝子産物であるpRb はin vitro およびin vivo においてFRK と結合する。膵臓由来β細胞においてFRK を過剰発現した場合、本細胞がβ細胞毒性現象に対してより感受性を示す(I 型糖尿病の特徴)。