ヒト末梢血Bリンパ球をソースとした高親和性の中和抗体です 完全ヒト抗体シリーズ

イーベック社の完全ヒト抗体シリーズは、ヒト末梢血Bリンパ球をソースとした高親和性の中和抗体です。中和試験や、抗体検査などの陽性コントロールとしてもご利用いただけます。

動物を免疫して抗体を作製する場合、過剰な抗原を用いて短期間刺激を行うことにより、目的とする抗体産生細胞を誘導します。この場合には、多量の抗原を用いて繰り返し免疫を行うために結合活性の低い抗体産生細胞も活性化されます。

一方、ヒトの末梢血リンパ球においては、ヒト体内で低濃度の抗原に繰り返し曝露されることによるナチュラルな免疫過程を経て、抗体産生細胞が活性化され、親和性の成熟が起こります。その結果、ヒト血液中には結合活性の高い抗体産生細胞が蓄積していきます。

• 中和活性
• 高親和性
• 濃度： 1mg/mL（PBS）
• 純度： >95%（SDS-PAGE）
• 精製法： プロテインAアフィニティクロマトグラフィー
• 由来： CHO細胞、血清フリー培地を用い、リコンビナントタンパクとして産生

図1. TF-1細胞を用いた、抗 hGM-CSF 抗体 (品番：EVHM0102-50、EVHM0102-100) の中和アッセイ
終濃度の4倍濃度の抗体溶液 (32ug/mL以下、3.2, 0.32µg/mLのように段階希釈物を用意)、及びGM-CSF溶液 (2ng/mL) を等量 (25µL) で混合後、37°Cで1時間プレインキュベートを行った。 TF-1細胞(Macrophage-SFM培地で洗浄後、37°C, 5%CO₂環境下で3時間インキュベートしたもの) を遠心分離 (1,200 rpm) にて集め、Macrophage-SFM培地で2.4 x 10^5 cells/mLに調製した。 洗浄した細胞(50µL)を各ウェルに等量添加し、プレートを37°C、5%CO₂環境下で40時間放置後、市販のキットにてWST-1細胞増殖アッセイを実施した。

図2. 抗体 Toxin A 抗体 (品番：EVHM0601-50、EVHM0601-100)、抗 Toxin B 抗体 (品番：EVHM0701-50、EVHM0701-100) によるIMR-90細胞への毒性阻害実験

図3. HSV-gB あるいは HSV-gD を発現させたCHO-K1細胞を用いた免疫蛍光染色
抗 Glycoprotein B抗体 (品番：EVHM0301-50、EVHM0301-100)、抗Glycoprotein D (EVHM0401-50、 EVHM0401-100) を用いた。

図4. MPV-Fを発現させたCHO-K1細胞を用いた免疫蛍光染色
抗 Metapneumovirus F glycoprotein 抗体 (品番：EVHM0501-50、EVHM0501-100) を用いた。

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