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記事ID : 45590
研究用

ioGABAergic Neurons ヒトiPS細胞由来GABA作動性ニューロン | Bit Bio社

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ioGABAergic NeuronsはヒトiPS細胞由来のGABA作動性ニューロンです。細胞には、ドキシサイクリンで転写因子の発現を誘導可能な「opti-ox」カセットが組み込まれており、細胞融解後、ドキシサイクリンを添加し培養することでGABA作動性ニューロンへ分化させます。

  Wild type ioGABAergic Neurons に加え、疾患モデル ioGABAergic Neuronsが新登場!
                        ・アルツハイマー病モデル

 

使用目的

  • 疾患研究
  • 共培養研究
  • カルシウムイメージング
  • トランスクリプトーム解析
  • 微小電極アレイ(MEA)解析

特長

  • 純度が高い:99%以上の細胞が主要なGABA作動性ニューロンマーカーを発現する。
  • 一貫性:ロット間のばらつきが少ない。
  • 共培養可能:ioGlutamatergic Neurons やアストロサイトと共培養し、機能的神経ネットワークを形成する。

仕様

細胞由来 ヒト iPS 細胞
ドナー 白人成人男性(皮膚繊維芽細胞 )
包装 Small: >3 x 106 cells
品質確認方法 ・ 免疫染色
・ RT-PCR
推奨播種密度 150,000 cells/cm2
使用可能なプレート 6、12、24、96、384 well plate

 

細胞播種後、短期間で分化・成熟させることが可能

BIT_io1003S_01.png
本製品はGABA作動性ニューロンの前駆細胞として提供され、推奨培地を用いて培養することで急速に成熟します。bit.bioでの誘導後、お客様には2段階の生成プロトコールを実施していただきます。まず、ドキシサイクリンを添加した推奨培地で3日間の安定期間を経て、その後、細胞を成熟させるメンテナンス期間に入ります。細胞は3日目から使用可能です。

製品データ

細胞の形態

細胞の形態
培養後、細胞には急速な形態変化が認められた。3日目にニューロンが確認され、10日目には神経ネットワークが確認された。(100X)

マーカータンパク質の発現

マーカータンパク質の発現
培養12日目の細胞に対して、神経マーカーであるMAP2(赤)とGABA(緑)を用いて免疫蛍光染色を行った。その結果、すべてのMAP2陽性ニューロンがGABAを発現していることが確認された。

ioGABAergic Neuronsの純度とニューロンマーカーの評価

    (A)

    BIT_io1003S_04.png

    (B)

    BIT_io1003S_05.png

    (C)

    BIT_io1003S_05.png

(A,B) 培養0 、7、14日目の細胞にシングルセルRNA-seqを実施した。7日までに、99%以上の細胞で主要なGABA作動性ニューロンマーカー(GAD1、GAD2、SLC32A1 [VGAT]、DLX2、DLX5)および神経マーカー(MAP2)の発現が確認された。
(C) 14日目までに、非GABAニューロン系のマーカー(TH、TPH1、CHAT、SLC17A6[VGLUT2]、SLC17A7[VGLUT1]、SLC18A3[VACHT])の発現はほとんど見られなくなった。

ロット間の一貫性

ロット間の一貫性
培養1日目および12日目の細胞に対して、3つの独立したロットでバルクRNA-seqを実施した。その結果、各日数のロット間でクラスターが非常に近く、高い一貫性が示された。差次的遺伝子発現解析によると、12日目のロット間で発現が異なる遺伝子は全体の1%未満(25000個中5個以下)だった。

ioGABAergic Neuronsと、ioGlutamatergic Neuronsおよびアストロサイトの共培養による機能的神経ネットワークの形成

    BIT_io1003S_08.png

    BIT_io1003S_09.png



BIT_io1003S_010.png
(A,B) 様々な細胞数のioGABAergic Neurons と固定した細胞数のioGlutamatergic Neurons およびiPS 細胞由来アストロサイトを48 ウェルプレート に播種し、共培養した。コントロールとして、ioGABAergic Neurons+アストロサイトおよびioGlutamatergic Neurons+アストロサイトを用意した。
(C) ioGlutamatergic Neuronsとアストロサイトによる共培養は、ネットワークバーストあたりのスパイク数から示されるように、最も活発な同期神経ネットワーク活動が観察された。しかし、ioGABAergic Neuronsを共培養に加えると、細胞数に応じて興奮性の活動が抑制された。また、ioGABAergic Neuronsとアストロサイトによる共培養ではバーストは見られなかった。これらの結果から、ioGABAergic Neuronsが高純度であり、興奮性ニューロンが含まれていないことが示された。
(D) どの群においても25日目まで自発的な活動が増加し、その後プラトーに達した。

Wild type ioGABAergic Neurons

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ioGABAergic Neurons - Human iPSC-derived GABAergic neurons, Human詳細データ BIT IO1003S 1 VIAL
[3 x 10^6 cells/vial]
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アルツハイマー病モデルioGABAergic Neurons

ioGABAergic Neurons(品番:IO1003)のAPP遺伝子にV717I変異を導入しています。

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ioGABAergic Neurons APP V717I/V717I (CL59) BIT IO1081S 1 VIAL
[3 x 10^6 cells/vial]
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ioGABAergic Neurons APP V717I/V717I (CL70) BIT IO1082S 1 VIAL
[3 x 10^6 cells/vial]
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ioGABAergic Neurons APP V717I/WT (CL65) BIT IO1084S 1 VIAL
[3 x 10^6 cells/vial]
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ioGABAergic Neurons APP V717I/WT (CL54) BIT IO1085S 1 VIAL
[3 x 10^6 cells/vial]
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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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