造血系の他、神経や泌尿器系の発生に働く転写因子である ヒト GATA2 を、特異的に認識するマウスモノクローナル抗体です。
背景
GATA2(Endothelial transcription factor GATA-2)
GATA2 は、DNA に結合して遺伝子の発現、および細胞の性質を制御する転写因子であり、造血系の他、神経や泌尿器系の発生に働いています。コンセンサス配列 5’-(A/T)GATA(A/G)-3’ に結合します。
特長
クローンNo. | B9922A | |
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抗原名称 | GATA2:Endothelial transcription factor GATA-2 | |
由来(免疫原) | ヒト GATA2(192-245 aa)の Baculovirus 発現物を免疫した BALB/c マウスの脾臓細胞と、マウスミエローマ細胞(NS-1)を融合して得たハイブリドーマの培養上清。 | |
Genbank | M68891 | |
特異性 | ヒト GATA2 と特異的に反応する。マウスとラット GATA2 に交差反応する。その他の動物種との交差反応は未検討。 | |
Ig class | G2b | |
精製法 | アフィニティークロマトグラフィー | |
濃度 | 1mg/mL | |
容量 | 100uL | |
溶媒 | 生理的食塩水 防腐剤として 0.1% NaN3 添加 | |
アプリケーション※ | Western Blot | 可 参考使用濃度 1μg/mL |
非還元 Western Blot |
未検討 | |
ELISA | 可 参考使用濃度 0.1μg/mL |
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免疫沈降 | 可 参考使用濃度 適宜調製してください |
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Supershift Assay | 可 参考使用濃度 適宜調製してください |
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クロマチン免疫沈降 (ChIP) |
可 参考使用濃度 適宜調製してください |
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免疫染色 | 可 参考使用濃度 1 - 30μg/mL |
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参考文献 | Kanki Y, et al. EMBO J. 2011; 30(13): 2582-2595. |
※使用濃度は実験に合わせて至適化が必要です。
製品データ
ヒト GATA2 マウスモノクローナル抗体
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Anti GATA2, Human (Mouse) , B9922A![]() |
PPX | PP-B9922A-0C | 100 UL [1mg/mL] |
¥55,100 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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