Amplite™ グルコース6-リン酸アッセイは、細胞溶解物、体液、増殖培地などの生体サンプル中のグルコース6-リン酸(G6P)を迅速かつ高感度に定量するためのキットです。
細胞溶解物、体液、増殖培地などの生体サンプル中のグルコース6-リン酸を迅速かつ高感度に定量! グルコース6-リン酸(G6P)アッセイ
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背景
グルコース6リン酸(G6P)とは、グルコースが細胞に浸透し、そして代謝経路に入るかまたは貯蔵されるための重要な代謝中間体です。細胞内では、グルコースがヘキソキナーゼやグルコキナーゼなどの酵素によってリン酸化されるとG6Pが合成されます。G6Pは、グルコース1−リン酸からグリコーゲン分解中にも産生される。それは解糖およびペントースリン酸シャントの両方に利用されるか、またはグリコーゲンまたはデンプンに変換され、そして肝細胞および筋細胞に貯蔵されます。G6Pは、グルコース6−リン酸デヒドロゲナーゼ(G6PD)によっても使用され、NADPHを生成します。これは、G6PD欠乏症が酸化ストレス状態で溶血性貧血を引き起こす赤血球において特に重要です。
原理
本比色アッセイでは、酵素結合反応により得たNADPHによってG6P濃度を決定します。生成されたNADPHのレベルは、サンプル中のG6P濃度に比例したシグナルを生成するABD社の発色性NADPHセンサーを用いて測定されます。蛍光アッセイでも蛍光性NADPHセンサーを用いた同様のアプローチを利用しています。このアッセイでは、吸光マイクロプレートリーダー(A575 nm/A605 nmの比)または蛍光マイクロプレートリーダー(Ex / Em = 540 / 590 nm)を用いて、シグナルを検出します。
特長
多用途:
細胞溶解物、体液、増殖培地などの生体サンプルに適用
高感度:
比色 / 1 µMのG6Pを検出
蛍光 / 0.3 µMのG6Pを検出
構成内容
- Component A: Enzyme Probe (lyophilized powder)
- Component B: Assay Buffer
- Component C: NADP
- Component D: Glucose-6-Phosphate Standard
プロトコール概要
- G6Pワーキング試薬の調整
- G6Pスタンダードとテストサンプルの添加
- 室温で30分~2時間インキュベート
- A575nm/A605nmで吸光度測定または蛍光強度Ex/Em = 540/590 nm (Cutoff = 570 nm)で測定。
製品データ
図.1 Amplite™ 比色G6Pアッセイキットを用いたG6Pの用量反応
96ウェルクリアボトムプレート使用, インキュベーション時間:1時間
Spectra Max Plus吸光マイクロプレートリーダー (Molecular Devices)で測定
反応量100 µLにおいて、0.1 µMの G6Pを検出
図.2 Amplite™ 蛍光G6Pアッセイキット(Cat#13804) を用いたG6Pの用量反応
96ウェル黒色プレート使用、Gemini蛍光マイクロプレートリーダー(Molecular Devices)で測定
インキュベーション時間:1時間
反応量100 µLにおいて0.3 µMの G6Pを検出
グルコース6-リン酸(G6P)アッセイ
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Amplite(R) Colorimetric Glucose-6-Phosphate Assay Kit | ABD | 13805 | 200 TEST |
¥72,000 |
Amplite(R) Fluorimetric Glucose-6-Phosphate Assay Kit | ABD | 13804 | 200 TEST |
¥72,000 |
【関連情報】
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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