グルタミン酸測定アッセイ(Glutamate Assay)は、グルタミン酸を高感度に測定するキットです。
ライセート、細胞培養上清、血清、血漿、尿サンプルでご使用いただけます。
蛍光法(品番:STA-674)または 比色法(品番:MET-5080)をご利用いただけます。
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グルタミン酸測定アッセイ(Glutamate Assay)は、グルタミン酸を高感度に測定するキットです。
ライセート、細胞培養上清、血清、血漿、尿サンプルでご使用いただけます。
蛍光法(品番:STA-674)または 比色法(品番:MET-5080)をご利用いただけます。
グルタミン酸(Glutamate)は、クエン酸回路や過剰な窒素廃棄物除去などのプロセスで重要な代謝的役割を有する非必須アミノ酸です。モノナトリウム形態であるグルタミン酸ナトリウム(MSG)は、風味増強剤(flavor enhancer)としてもよく知られます。
グルタミン酸は、哺乳動物の脳で機能する主要な興奮性神経伝達物質の1つとして同定されています。学習と記憶にも関与し、長期増強はグルタミン酸作動性シナプスで発生します。また、錐体細胞の成長とシナプス形成を調節します。グルタミン酸は、シナプス後細胞の NMDA、 AMPAおよびカイニン酸受容体を活性化することが示唆されています。過剰なグルタミン酸放出による神経損傷および神経死や取り込み障害は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ラチリズム、およびアルツハイマー病、脳卒中、自閉症などのいくつかの知的障害疾患にも関連します。
グルタミン酸測定アッセイキットは、高感度にグルタミン酸を測定する定量的アッセイです。蛍光法または比色法をご利用いただけます。
グルタミン酸オキシダーゼは、グルタミン酸をα-ケトグルタル酸に変換し、NH3とH2O2を生成します。続いて、反応液に添加する L-アラニンおよびグルタミン酸-ピルビン酸トランスアミナーゼによってグルタミン酸が再生され、結果として複数回の反応が起こり、H2O2生成量が大きく増幅されます。HRP存在下で、ADHPプローブとH2O2は 1:1 で反応し、蛍光レゾルフィンを生じます。生成したレゾルフィン蛍光を蛍光プレートリーダーで測定(励起:530-560 nm、蛍光:590 nm)、スタンダードカーブと比較してグルタミン酸濃度を算出します。
図1.蛍光法のアッセイ原理
サンプルおよびグルタミン酸のスタンダードに、WST-1を含む比色プローブミックスとNAD+(電子伝達体)とL-グルタミン酸デヒドロゲナーゼ(GDH)を混合してインキュベーションすると、WST-1が還元されてホルマザン色素に変換されます。そこで、450 nmでの吸光度を測定します。スタンダードカーブと比較してグルタミン酸濃度を算出します。
図2.比色法のアッセイ原理
図3.グルタミン酸スタンダードカーブ と ヒト血清中のグルタミン酸測定
50 µL のヒトプール血清を グルタミン酸オキシダーゼとグルタミン酸-ピルビン酸トランスアミナーゼの存在下(赤)または非存在下(青)で、ADHP プローブ、HRP、アラニンとインキュベートした。
図4. グルタミン酸スタンダードカーブ と ヒト、マウス、ラット血清中のグルタミン酸測定
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
Glutamate Assay Kit![]() |
CBL | STA-674 | 200 ASSAY |
¥160,000 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Glutamate Assay Kit (Colorimetric)![]() |
CBL | MET-5080 | 200 ASSAY |
¥146,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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