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GRK7はセリンスレオニンタンパク質キナーゼでありGタンパク質共役型受容体キナーゼサブファミリーメンバーである。GRK7は網膜に特異的に発現し、錐体オプシンをリン酸化しこれらの脱感作を惹起することが示されている。GRK7は光依存的にロドプシンのリン酸化を触媒し、また、GRK1と共にヒト錐体外節に局在する。PKAがGRK7のSer(23)とSer(36)をリン酸化し、これによりGRK7のロドプシンリン酸化能が低下することがin vitroにおいて示されている。光への曝露により杆体細胞のcAMPレベル低下を誘引することから、PKAによるGRK7のリン酸化は暗所で生ずるのではないかと提唱されている。