HansaBioMed社　E-mail News TFFフィルターで、迅速かつスケーラブルなEV精製を

Tangential Flow Filtration (TFF) Cartridges

迅速かつ効率的にインタクトなEVsを精製したい方に最適なTangential Flow Filtration (TFF) Cartridgesをご紹介いたします。

TFFは、EV研究コミュニティでますます注目を集めている新たな手法です。TFFは、数分以内で高収率のサンプル処理が可能であること、大量処理にも対応できスケーラブルであること、さらにサイズ排除クロマトグラフィーなどの精製法と組み合わせることもできるなど様々な特徴があります。

HansaBioMed Life Sciencesでは、TFF法の数多くの利点を活かし、主にフィルターの細孔サイズが異なるラインナップをご用意しています。

• TFF Easy：5 nmの細孔で、1リットルのサンプルを10ml未満に濃縮可能
• TFF EVs：50 nmの細孔で、EVsと非EV成分をサイズに基づいて分離
• TFF MV：200 nmの細孔で、large-EVsと小型small-EVsを分離することが可能

これらのフィルターは直列接続による組み合わせ使用も可能で、滅菌済み・再利用可能であり、特別な装置を必要としない点も大きな特長です。 そのため、血清・血漿などのバイオフルイド、細胞培養上清、植物抽出物などからのEVs分離に理想的なソリューションと言えます。

使用例の一例として下記技術ノートもご参照ください。

• Tangential Flow Filtration for efficient depletion of nanoparticles contained in Fetal Bovine Serum

ExoTFF：高純度EV精製方法

TFFを使用した、サイズに基づく分離だけでは不十分な場合、補完的な手法のサポートが必要になることもあります。そのようなケースに最適なのが、サイズ分離と電荷分離を組み合わせた「ExoTFF」です。 この手法は、HNB社のTFF-EVsと、そのパートナー企業であるMicrogentas社のExoFilterを組み合わせて使用するものです。サイズに基づくTFFと、電荷に基づくExoFilterを組み合わせることで、EVの純度を大幅に高めることが可能となります。

シンプルな設計により、流体マトリクスからEVを迅速に分離しつつ、粒子の形態や構造を損なわずに保持します。効率性が高く、血漿や血清といった複雑なマトリクスでも理想的な性能を発揮します。

• 詳細なデータはこちらをご参照ください。

Plant EV-like Nanoparticles（PELNs）

植物由来EVは近年様々な分野において新たな可能性を切り開く素材として注目が高まっています。
HNB社では5種類のPELNsを取り扱っております。

近年、植物由来EVは研究者の間で大きな注目を集めています。動物由来EVと比較した際の利点としては、供給源の豊富さ、入手の容易さ、低コスト、倫理的な問題の少なさ、そして免疫原性のリスクの低さなどが挙げられます。 これらの特徴により、植物由来EVは「Theranostics」にとどまらず、食品、化粧品、農業など、幅広い分野での応用に適した理想的な候補とされています。

このような背景のもと、HNB社ではさまざまな植物由来EVをご提供しております。これらのEVは、TFF（Tangential Flow Filtration）によって精製され、サイズ・濃度・マーカー発現などの指標に基づき十分な特性評価をされています。また、凍結乾燥品（リオフィライズドフォーム）でのご提供のため非常に安定しています。

さらに、ご要望に応じて、特定の植物を原料としたカスタム製造にも対応いたします。

• 詳しくは、こちらをご覧ください。

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