MASP-3を測定するELISAキットです。
背景
血清中に存在するマンノース結合レクチン(MBL)やフィコリンは自然免疫に働くレクチンです。
MBLにはセリンプロテアーゼ(MASPs:MBL-associated serine proteases)(MASP-1、MASP-2、MASP-3)が結合しています。
細菌等の糖鎖にMBL及びフィコリンが結合すると、MASPsにより補体成分が分解され、MBLパスウェイが活性化されます。MASP-3の生理的な役割は明らかにされていません。MASP-3は、主に肝臓で発現し血液中に分泌されています。MASP-3濃度は一年を通して安定です。多発性硬化症の患者では、MASP-3レベルとヒト内在性レトロウイルスの関連が示唆されていますが、MASP-3の欠如についてはまだ報告がありません。
このMASP-3ELISAキットでは、MASP-3の未知の生理活性と欠如による影響の研究が可能です。
図1 MBLパスウェイ
特長
- MASP-3の生理活性を解明するツールです。
- 信頼性があり、迅速に行えます。
構成内容
- 洗浄バッファー
- 結合バッファー
- 希釈バッファー
- スタンダード
- TMB基質
- 反応停止液
- ビオチン標識トレーサー
- フレーム
- ストレプトアビジン−ペルオキシダーゼ
- 接着カバー
- コート済み12マイクロタイターストリップ
MASP-3 測定ELISAキット(ヒト)
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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