HEK-Blue™ LPS検出キットは、グラム陰性菌とは構造的に異なるLPSと特にその毒性部分であるリピドAを認識するTLR4の能力に基づいています。
HEK-Blue™-4細胞と呼ばれる、LPSに対して極めて感受性が高くなるように設計された独自の細胞が、このエンドトキシン検出キットの主な特長です。0.03 ng/mL〜の非常に低濃度の LPSの存在は、HEK-Blue™-4細胞によって検出され、NF-κBの活性化にいたります。特異的検出培地であるHEK-Blue™ Detectionを用いると、NF-κBの活性化を肉眼で観察したり、650 nmのODを読み取ることで定量できます。
HEK-Blue™ LPS検出キット2は、生物学的に活性なLPSの検出と定量を目的としたアッセイで、研究用です。
これは、哺乳類のエンドトキシンセンサーであるトールライクレセプター(TLR)4の活性化に基づいています (Beutler B.、2002)。TLR4はグラム陰性菌とは構造的に異なるLPSを認識します。
HEK-Blue™-4細胞と呼ばれる、LPSに対して極めて感受性が高くなるように設計された独自の細胞が、このエンドトキシン検出キットの主な特長です。 これらの細胞は、ヒトTLR4およびNF-κB誘導性分泌型胚性アルカリホスファターゼ(SEAP)レポーター遺伝子を安定して発現します。
0.01 EU/mL〜の微量のLPSの存在はHEK-Blue™-4細胞によって検出され、NF-κBの活性化にいたります。紫/青色を生成するSEAP検出培地であるQUANTI-Blue™を用いると、NF-κB活性化を肉眼で観察したり、620〜655 nmで測定できます。吸光度は存在するエンドトキシン量に比例するため、エンドトキシン濃度は、HEK-Blue™ エンドトキシン スタンダード (FDA認可の対照標準エンドトキシン(CSE)に対して標準化した大腸菌055:B5 LPSの調製物) の連続希釈を用いて得られた標準曲線から計算できます。