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記事ID : 46627
研究用

ヒト血清サンプルや細胞培養上清に含まれるCD147を直接定量! ヒトCD147 ELISAキット

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CD147は腫瘍細胞表面に高発現している膜貫通糖タンパク質で、線維芽細胞を刺激して多数のマトリックスメタロプロテアーゼを産生させ、腫瘍の浸潤・転移および腫瘍誘発性血管新生を促進します。1)
CD147発現が腫瘍の進行と予後に影響を与えることは、蓄積されたエビデンスによって実証されており、がん診断と予後における重要な腫瘍バイオマーカーとして、また、がんの有望な治療標的としての可能性を示唆しています。2)

本製品は、このCD147の細胞外ドメインに対する高性能な2種のモノクローナル抗体を利用し、CD147分子を定量的に検出する2ステップサンドイッチELISAキットです。

特長

  • ヒト血清サンプルや細胞培養上清などに含まれるCD147を直接定量できます。
  • 特殊な装置は不要で、通常のプレートリーダーがあれば測定できます(波長450nm)。
  • 固相化したCD147抗体とHRP標識したCD147抗体を用いて、2ステップサンドイッチ法でヒトCD147を検出します。

 

原理

このELISAキットは2ステップサンドイッチ法を原理としています。
キットのELISAプレートは抗CD147抗体が予め固相されています。

最初に、サンプルをプレートのウェルに加えて反応させます。洗浄後、HRP 標識抗CD147抗体をプ レートのウェルに加えて反応させます。次に、洗浄後、プレートにトラップされたサンプル中の CD147とHRP標識抗CD147抗体の結合物に基質を添加します。最後に、HRPによる発色をプレートリーダーで読み取り、サンプル中のCD147を定量します。

測定例

標準曲線

一例として、標準タンパク質 (pg/mL)に対する吸光度(OD450)をグラフに描くと図1のようになります。ただし、標準曲線は、アッセイ毎に新たに描いてください。

標準タンパク質 (pg/mL)に対する吸光度(OD450)のグラフ

図1 標準タンパク質による標準曲線

標準タンパク質 (pg/mL) 吸光度
(450 nm)
平均吸光度
1 2
0 0.062 0.062 0.062
23.437 0.103 0.105 0.104
46.875 0.154 0.154 0.154
93.75 0.257 0.257 0.257
187.5 0.460 0.460 0.460
375 0.866 0.873 0.870
750 1.649 1.672 1.661
1500 2.922 2.934 2.928

ヒトCD147 ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ヒトCD147 ELISAキット
CD147 ELISA Kit, Human new詳細データ
HAK HAK-HEL147-1 1 KIT
[96test]
¥100,000
参考文献
  1. S. Yang, et al.: Oncol Lett., 13, 898 (2017).
  2. L. Alexandra, et al.: Cancers., 11, 1803 (2019).

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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