ページの本文へ移動

記事ID : 46626
研究用

ヒトEphA2タンパク質の細胞外ドメインに対する2種類のモノクローナル抗体によるELISA ヒトEphA2 ELISAキット

このエントリーをはてなブックマークに追加

エリスロポエチン産生肝細胞性A2(EphA2)は、Ephチロシンキナーゼ受容体ファミリーの一員であり、様々な生物学的プロセスとの関連が指摘されています。腫瘍において、EphA2の過剰発現は、非標準的な経路の活性化、腫瘍の進行、そして予後不良と関連しており、悪性腫瘍のマーカーとしての重要性が示唆されています。1)

特長

  • ヒトEphA2タンパク質の細胞外ドメインに対する2種類のモノクローナル抗体によるELISAです。
  • 抗EphA2抗体を固相化したプレートとHRP標識した抗EphA2抗体を用いたサンドイッチ法により高感度にEphA2を検出します。
  • 特殊な装置は不要で、通常のプレートリーダーがあれば測定できます(波長450nm)。

原理

このELISAキットは2ステップサンドイッチ法を原理としています。 このキットのELISAプレートは抗EphA2抗体が予め固相されています。
最初に、サンプルをプレートのウェルに加えて撹拌反応させます。洗浄後、HRP標識抗EphA2抗体をプレートのウェルに加えて撹拌反応させます。
次に、洗浄後、プレートにトラップされたサンプル中のEphA2とHRP標識抗EphA2抗体の結合物に基質を添加します。
最後に、HRPによる発色をプレートリーダーで読み取り、サンプル中のEphA2を定量します。

測定例

標準曲線

一例として、標準EphA2 (pg/mL)に対する吸光度(OD450)をグラフに描くと図1のようになります。ただし、標準曲線は、アッセイ毎に新たに描いてください。サンプル溶液の吸光度を標準曲線に対応させてEphA2(pg/mL)を算出し、更に希釈倍数を乗じて尿中などのEphA2(pg/mL)を求めてください。

標準EphA2 (pg/mL)に対する吸光度(OD450)のグラフ

図1 標準EphA2による標準曲線

標準タンパク質 (pg/mL) 吸光度
(450 nm)
平均吸光度
1 2
0 0.050 0.061 0.056
46.875 0.095 0.099 0.097
93.75 0.146 0.149 0.148
187.5 0.243 0.251 0.247
375 0.465 0.445 0.455
750 0.853 0.842 0.848
1500 1.605 1.664 1.634
3000 2.839 2.737 2.788

ヒトEphA2 ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
ヒトEphA2 ELISAキット
EphA2 ELISA Kit, Human new詳細データ
HAK HAK-HELEPHA2-1 1 KIT
[96test]
¥100,000
参考文献
  1. L. Toracchio, et al.: Int J Mol Sci., 25, 12191 (2024).

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ

「ヒトEphA2 ELISAキット」は、下記のカテゴリーに属しています。

メーカー・代理店一覧

サポート情報

SNSアカウント

オウンドメディア

※当社のWEBサイトはユーザーの利便性を最適にし、それを保証するためにクッキーを使用しています。
 このWEBサイトの利用を継続することで、クッキーの使用に同意することになります。

© COSMO BIO