Axol Bioscience 社では、ヒトiPS 細胞から分化させた Sensory ニューロンを販売しています。
本細胞は、適切な電位依存性ナトリウムチャネルやTRPチャネルが発現しており、末梢神経毒性評価や疼痛研究に有用なツールとなります。
末梢神経毒性や疼痛研究に有用 ヒトiPS細胞由来 Sensory(DRG)Neuron 前駆細胞
Axol Bioscience社:末梢神経毒性や疼痛研究に有用
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背景
- iPS細胞から分化させたヒトDRG(dorsal root ganglion)ニューロン前駆細胞です。
- 電位依存性ナトリウムチャネルおよびTRPチャネルの発現・機能が確認されています。
- マルチ電極アレイ(MEA)、カルシウムアッセイ、パッチクランプと様々なアプリケーションで使用可能です。
使用データ
図1. 各Ion Channelの発現を免疫染色で確認した。(データ提供:東北工業大学 鈴木 郁郎 先生)
図2. カルシウム指示薬(Fluo-4)を用いて細胞内のカルシウム流入を測定した。15 mM KClおよび500 nM Capsicinの処理によりカルシウムの流入が確認され、ナトリウムチャネルおよびTRPA1チャネルが機能していることが確認された。(データ提供: Dr Ramin Raouf and Natasha Rangwani(King’s College London))
図3. MEA上で培養したAxol社Sensory Neuronの温度刺激に対する応答を検出した。温度上昇に伴い、発火頻度の増加が見られた。(データ提供:東北工業大学 鈴木 郁郎 先生)
図4. 各種痛み関連分子に対する刺激応答をMEA上で検出した。Capsaicin, allyl isothiocyanate(AIT), Menthol処理により発火頻度の増加が見られ、各種イオンチャネル(TRPV1, TRPA1, TRPM8)が機能していることが確認できた。(データ提供:東北工業大学 鈴木 郁郎 先生)
製品情報
ヒトiPS細胞由来 Sensory(DRG)Neuron前駆細胞培養キット
Sensory Neuron前駆細胞(品番:AX0055)と専用培地、およびサプリメントがセットになった便利なキット商品です。
構成内容 | ||
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AX0055 | Human iPSC-derived Sensory Neuron Progenitors | ≥0.5 million cells/vial |
AX0033 | Neural Plating medium | 30 mL |
AX0060 | Sensory Neuron Maintenance Medium | 250 mL |
AX0058 | Sensory Maturation Maximizer Supplement | 1 mL |
AX0053 | SureBond-XF | 1 mL |
AX139855 | Recombinant Human Glial-Derived Neurotrophic Factor (GDNF) | 10 µg |
AX139800 | Recombinant Human Brain-Derived Neurotrophic Factor (BDNF) | 10 µg |
AX139789 | Recombinant Human Nerve Growth Factor (NGF) | 20 µg |
AX139811 | Recombinant Human Neurotrophin-3 (NT-3) | 10 µg |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Human iPSC-Derived Sensory Neuron Progenitor Maximizer Kit | AXO | AX0157 | 1 KIT |
¥600,000 |
ヒトiPS細胞由来Sensory(DRG)Neuron前駆細胞
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Human iPSC-Derived Sensory Neuron Progenitors (Male) | AXO | AX0055 | 1 VIAL [>500,000 cells] |
¥170,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について