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研究用

I型インターフェロンの生物活性マーカーヒト MxAタンパク質測定ELISAキット

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ヒトのMxAタンパク質を定量的に測定できるELISA(サンドイッチ法)キットです。

背景

ヒト MxAタンパク質とは

ヒト MxAタンパク質(Myxovirus resistance protein 1 : ミクソウイルス抵抗性タンパク質1)は、MX1遺伝子産物で、662個のアミノ酸から成る76kDaのタンパク質であり、GTPアーゼスーパーファミリーの一員です。

MxAタンパク質は、細胞内で幅広いウイルス (インフルエンザ、パラインフルエンザ、麻疹、コクサッキー、B型肝炎、トゴト) に対して抗ウイルス活性を持つ重要な役割を担っています。MxAタンパク質は、ウイルス感染の初期段階、つまり宿主細胞に感染した直後、かつゲノム複製の直前に、ウイルスを阻害します。マウスMxA(MX1 GTPアーゼ)は細胞核に蓄積されており、核内で複製することが知られているインフルエンザおよびトゴトウイルスを核小体と関連して阻害します。一方、ヒト MxAタンパク質は細胞質と小胞体にも蓄積されています。小胞体の膜区画は、MxAタンパク質がターゲットとなるウイルスを認識して結合するための場所になっているとみられています。MxAタンパク質は、ヌクレオキャプシド様構造を認識し、捕えることでウイルスの感染を感知すると考えられています。ウイルスの構成物が捕えられることで、結果的に新しいウイルスの粒子の生成が阻害されます。

ウイルスのMxAタンパク質の発現は、IFN-αとIFN-βの量に依存する形で特異的に誘発されますが、IFN-γ、IL-1、TNF-αや他のサイトカインによっては誘発されません。

臨床的な診断において、2’, 5’-オリゴアデニレート合成酵素などの他の誘導されたタンパク質よりも、MxAタンパク質は濃度が低くて半減期が長いため、有効なウイルス感染のマーカーになります

いくつかの臨床的な研究から、末梢血単核細胞におけるMxAタンパク質の発現は、感染症に罹患した際のウイルス消滅を示すマーカーであると言えます。また、慢性ウイルス性肝炎および多発性硬化症に対してインターフェロン治療中におけるI型IFNの生物活性を示す信頼できるマーカーであると言えます。

ミクソウイルス抵抗性タンパク質A (MxAタンパク質)は、多発性硬化症患者(MS)のインターフェロン-β(IFN-β)治療中における型IFNの生物活性マーカーとして利用することができます。インターフェロン-β(IFN-β)治療患者の2〜40%にIFN-β中和抗体 (NAb) の発現と、その後のMxAタンパク質誘導の減少が見られます。MxA測定ELISAキットはNabの上昇を測定するのにご利用いただけます。

特長

  • アッセイ時間:最大3時間
  • 適用サンプル:全血(細胞ライセート)
  • 測定範囲:0.375〜12 ng/mL
  • 検出限界:0.001 ng/mL

構成内容

  • 抗ヒト MxA モノクローナル抗体コート済み96ウェルマイクロタイターストリップ
  • ビオチン標識二次抗体
  • ストレプトアビジン-HRPコンジュゲート
  • マスタースタンダード
  • 希釈バッファー
  • 10× 洗浄液
  • 基質溶液
  • 停止液
参考文献

  1. Bachur et al., Predictive model for serious bacterial infections among infants younger than 3 months of age. Pediatrics, 108, 311-316 (2001)
  2. Haller et al., Interferon-induced mx proteins: dynamin-like GTPases with antiviral activity. Traffic, 3, 710-717 (2002)
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  9. Simon et al., Interferon-regulated Mx gene are not responsive to IL-1, TNF and othercytokins. J. Virol., 65, 968-971 (1991)
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ヒト MxAタンパク質測定ELISAキット

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
MxA Protein ELISA, Human詳細データ BVL RD194349200R 96 WELL
[1 kit]
¥116,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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