従来、ヒトI型IFNsの活性中和、I型受容体複合体のブロックを行うために、1種類の抗ヒトインターフェロン受容体モノクローナル抗体が利用されてきましたが、複数のI型IFNsが存在するサンプル中での受容体複合体のブロックには、大量に抗体が必要でした。また、もっと効果的に優れた結果を得るために、抗ヒトIFNARモノクローナル抗体、抗ヒトIFNαポリクローナル抗体、抗ヒトIFNβポリクローナル抗体で構成された "抗体カクテル" も用いられていました。2種類のポリクローナル抗体を含めることにより、抗ヒトIFNARモノクローナル抗体の量を減らすことができ、そして複雑なサンプルでよくみられる複数のI型IFNの中和も改善しました。
研究者自身で作る抗体カクテルでは、ヒトIFN-α、β及びI型IFN受容体を中和できるように各成分の有効な割合を決定する必要があります。しかし PBL社のカクテル抗体 (品番:39000) を使用すれば、これまで行われてきた煩雑な割合決定の手間が省け、さらにヒトI型IFN (α、β、ω、κ、ε) を効果的に中和することが可能です。