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記事ID : 33127
研究用

煩雑な中和抗体の組合せは必要ありません ヒト I型 IFN 中和抗体ミクスチャー

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従来、ヒトI型IFNsの活性中和、I型受容体複合体のブロックを行うために、1種類の抗ヒトインターフェロン受容体モノクローナル抗体が利用されてきましたが、複数のI型IFNsが存在するサンプル中での受容体複合体のブロックには、大量に抗体が必要でした。また、もっと効果的に優れた結果を得るために、抗ヒトIFNARモノクローナル抗体、抗ヒトIFNαポリクローナル抗体、抗ヒトIFNβポリクローナル抗体で構成された "抗体カクテル" も用いられていました。2種類のポリクローナル抗体を含めることにより、抗ヒトIFNARモノクローナル抗体の量を減らすことができ、そして複雑なサンプルでよくみられる複数のI型IFNの中和も改善しました。

研究者自身で作る抗体カクテルでは、ヒトIFN-α、β及びI型IFN受容体を中和できるように各成分の有効な割合を決定する必要があります。しかし PBL社のカクテル抗体 (品番:39000) を使用すれば、これまで行われてきた煩雑な割合決定の手間が省け、さらにヒトI型IFN (α、β、ω、κ、ε) を効果的に中和することが可能です。

特長

  • ヒト I型インターフェロン (IFNs) 及びI型Iレセプターサブユニット 2 (IFNAR2) に中和活性を示すモノ・ポリクローナル抗体のミクスチャーです。
  • ヒト IFN-α・-β・-ω・-κ・-εに対して中和活性があります (PBL社調べ)。またIFNAR2に対しても中和活性があります。(お客様報告)
  • ヒト IFN-α・-β・-ω・-κ・-εに対して中和活性があります。
  • ヒト I型 IFN の生物学的活性をブロックするために掛かっていた中和抗体の組合せの推測や費用を削減できます。
精製方法 Protein G アフィニティークロマトグラフィー
エンドトキシン <1 EU/µg
生理活性 一定濃度の抗体混合液および滴定されたIFN と共にインキュベーとされたA549 細胞を、脳心筋炎ウイルス (EMCV) を用いて測定。
特異性 ヒト 1 型インターフェロン(α, β, ω, κ, ε ) の生物活性を阻害。
ヒトインターフェロン γやλ 1, λ 2, λ 3や、マウスインターフェロン α, β, γへは非交差。
別名 Type I interferon, Type I IFN, Neutralizing, Neutralization, Type I Interferon Receptor, Antibody Cocktail

使用例

ヒトIFN-α、β、ωに対するヒトI型IFN中和抗体混合物 (品番:39000) の代表的な中和活性曲線

ヒトIFN-α、β、ωに対するヒトI型IFN中和抗体混合物 (品番:39000) の代表的な中和活性曲線
A549細胞(ヒト肺癌)を抗体混合物 (50倍希釈) および滴定されたインターフェロンを加えてインキュベートし、続いて脳心筋炎ウイルス (EMCV)で抗原刺激した。

ヒト 1型インターフェロンの中和抗体

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Type I Interferon Neutralizing Antibody Mixture, Human, Unlabeled詳細データ PBL 39000-1 0.2 ML
[0.2 ml]
¥125,000

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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