ヒト IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot キットは、IFN-γと Granzyme B(グランザイムB)のいずれか(または両方)を分泌する細胞を検出するキットです。
ばらつきの少ないアッセイを短時間で行うことができる、プレコートプレートが含まれたキットもご用意しております(品番:FSP-0110-2)。
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ヒト IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot キットは、IFN-γと Granzyme B(グランザイムB)のいずれか(または両方)を分泌する細胞を検出するキットです。
ばらつきの少ないアッセイを短時間で行うことができる、プレコートプレートが含まれたキットもご用意しております(品番:FSP-0110-2)。
FluoroSpot アッセイは、ELISpot アッセイを基にして開発されたアッセイで、比色法の代わりに蛍光法により検出します。数種類の検体を同時に検出できることが主な利点です。
本キットを使用することで、IFN-γと Granzyme B のいずれか、または、両方を分泌する細胞を検出することができます。
T細胞は、抗原認識の結果、刺激されてサイトカインを産生し、活性化マーカーを発現します。ELISpot アッセイでは、このサイトカインの誘導を利用して、各細胞から分泌されたサイトカインをキャプチャーして検出します。ELISpot は、細胞 100,000 個の中から活性化された少数の細胞を検出できる高感度な方法で、通常は非常に低頻度でみられる腫瘍特異的T細胞の研究に最適です。ELISpot と同じ原理に基づいて開発された FluoroSpot アッセイは、蛍光検出を利用しており、数種類のサイトカインを同時に検出できます。従って、T細胞の解析に適しており、必要な細胞数もより少なくて済みます。
さらに、ELISpot を利用して、ドナーの腫瘍細胞のMHC分子から溶出したペプチドに対するT細胞反応性のスクリーニングを行うことで、ワクチンの開発に適した新しいターゲット抗原を同定することができます。
このような研究のほとんどで、T細胞の活性化マーカーとして IFN-γ を用いられていますが、T細胞の殺傷能力を反映することから、Granzyme B や Perforin なども用いられています。FluoroSpot アッセイの導入により、腫瘍特異的T細胞のサイトカインプロファイルを効果的に検討したり、多機能性T細胞を解析することが可能になりました(図2参照)。多くの腫瘍抗原が「自己」抗原であることから、IL-10 や TGF-βなどのサイトカインを分泌する調節性T細胞の研究も興味深いと考えています。
図2
ヒトPBMC(末梢血単核球)(125,000 cells/well)を、2種類のCMVペプチドで40時間処理し、IFN-γ および Granzyme B を分泌する細胞を FluoroSpot により解析した。
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot kit, Human![]() |
MAB | FS-0110-2 | 1 KIT [2 plates] |
販売終了 |
IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot kit, Human![]() |
MAB | FS-0110-10 | 1 KIT [10 plates] |
販売終了 |
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot PLUS, Human![]() |
MAB | FSP-0110-2 | 1 KIT [2 plates] |
販売終了 |
IFN-γ/Granzyme B FluoroSpot PLUS, Human![]() |
MAB | FSP-0110-10 | 1 KIT [10 plates] |
販売終了 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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