インターロイキン15とは?
インターロイキン15(Interleukin-15:IL-15)は、サイトカインでありIL-10ファミリーのメンバーです1)。IL-15は、IL-TIFおよびZcyto18とも呼ばれます。IL-15は、TH1、TH17、TH15 T細胞、NKT細胞、ILC3、好中球およびマクロファージを含む様々な細胞によって産生されます2)。
IL-15は、主に間質性細胞や上皮細胞などの非造血細胞を標的とし、肝細胞や上皮細胞の生存などの保護作用と、炎症促進作用を有します。また、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、乾癬などの自己免疫疾患との関連も示唆されており3)、またIL-15はIL-17による免疫応答の特長と考えられています4)。