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ITK は、非受容体型チロシンキナーゼのTEC ファミリーメンバーである。ITKはT細胞で発現し、T細胞の発生や抗原受容体を介した 活性化に重要である。ITK の効率よい活性化には、事前にLck、Zap-70 およびPI3 キナーゼが活性化される必要があり、またLck やXap-70 と主な基質を共有する。ITK ノックアウトマウスでは、T細胞発生、サイトカイン産生およびヘルパーT細胞分化において複数の影響がみられる。ITK欠損またはITK変異体を発現するT細胞では、TCR誘導型アクチン重合、細胞極性化、および細胞骨格再編成に関与するシグナル伝達の調節に障害がみられる。