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KSR1(Ras1キナーゼ抑制因子)はRaf/MEK/細胞外シグナル制御型キナーゼ経路のさまざまなキナーゼと相互作用し、その活性化を促進する。KSR1はside-to-side二量体とよばれる自身のキナーゼドメイン二量体の特定様式に応答して制御されるが、他方で、KSR1はRAFとside-to-sideへテロ二量体を形成しRAF活性化のトリガーとなる。KSR1は、腸上皮細胞において細胞生存経路の活性化を通じて炎症の際に基本的な保護的役割を担う。KSR1はiNOS活性を促進する足場として機能し、緑膿菌感染に対する肺の応答において非常に重要である。