LABバイオテック社では様々な健康・機能性食品メーカーと新規乳酸菌の共同開発、機能性表示乳酸菌の開発を実施しています。豊富な乳酸菌の研究・開発経験を活かして、ご要望に応じた乳酸菌や素材の機能性評価試験を行います。LABバイオテック社が保有する約350種類の乳酸菌株ライブラリを用いたスクリーニング試験もご対応可能です。
1. 自然免疫亢進効果
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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1-1 | IFN-α | ELISA |
1-2 | IFN-β | |
1-3 | IFN-ε | |
1-4 | IFN-γ |
・in vitro試験:免疫細胞と乳酸菌を共培養し、自然免疫応答を担っているインターフェロン産生量の変化をELISAキットにより測定します。
・in vivo試験:マウスに乳酸菌を摂取させ、血清中インターフェロン量の変化をELISAキットにより測定します。
2. アレルギー反応抑制効果
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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2-1 | IgEの発現量抑制評価 | WB, IHC, ICC |
2-2 | アレルギー増悪因子の測定 | ELISA |
・in vitro試験:アレルギーを模倣した環境下で、免疫細胞と乳酸菌を共培養し、アレルギー反応に関わる様々なタンパク質 (例:IgE Fcやヒスタミンなど)の発現量の変化をウェスタンブロッティングあるいはELISAキットにより測定します。また、免疫染色を行い、顕微鏡下で観察します。
・in vivo試験:乳酸菌を摂取したアレルギーモデルマウスを用いて、臓器や血清中の標的タンパク質量の変化をウェスタンブロッティングあるいはELISAキットにより測定します。また、臓器切片の免疫染色を行い、顕微鏡下で観察します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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2-3 | IgE受容体サブユニットの 発現量増加抑制評価 |
PCR |
アレルギーを模倣した環境下で、免疫細胞と乳酸菌を共培養し、アレルギー反応に関わるFcεRI を構成するサブユニットのうち、FcεRI に必須かつ特異的な分子 である α 鎖と細胞内情報伝達機能に必須の分子であるγ 鎖をReal time PCRで定量します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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2-4 | 脱顆粒抑制評価 | 酵素活性測定 |
乳酸菌を摂取したアレルギーモデルマウスを用いて、脱顆粒の指標となる血液中β-Hexosaminidaseの変化量をAssayキットにより測定します。
3. セロトニン分泌促進
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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3-1 | セロトニン量の測定 | ELISA |
・in vitro試験:セロトニンを分泌する腸クロム親和性細胞と乳酸菌を共培養し、セロトニン産生量の変化をELISAキットにより測定します。
・in vivo試験:乳酸菌を摂取したマウスを用いて、血清中セロトニン量の変化をELISAにより測定します。
4. 筋肉老化抑制評価
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-1 | 細胞の損傷抑制能の評価(生細胞数評価) | 酵素活性測定 |
筋萎縮モデル細胞と乳酸菌を共培養し、生細胞数の比較を行います。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-2 | ROS(Reactive oxygen species) 産生抑制評価 |
蛍光分析 |
筋萎縮モデル細胞と乳酸菌を共培養し、ROS産生量の変化をAssayキットにより測定します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-3 | 抗酸化酵素SOD (Superoxide dismutase) の活性化能評価 |
吸光分析 |
活性酸素を生成する酵素SODに対する乳酸菌の阻害活性を、in vitro系試験により測定します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-4 | 抗酸化応答転写因子Nrf-2、 その転写産物である抗酸化酵素HO-1 の発現量解析による抗酸化能評価 |
WB, IHC, ICC |
筋萎縮モデル細胞と乳酸菌を共培養し、抗酸化因子のタンパク質量変化をウェスタンブロッティングにより測定します。また、免疫染色を行い、顕微鏡下で観察します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-5 | ミトコンドリア膜電位活性化能評価 | 蛍光分析 |
筋萎縮モデル細胞と乳酸菌を共培養し、ミトコンドリアの活性をDetectionキットにより測定します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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4-6 | サイトカイン産生抑制評価 | ELISA |
筋萎縮モデル細胞と乳酸菌を共培養し、サイトカイン産生量の変化をELISAキットにより測定します。
5. 血圧上昇抑制評価
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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5-1 | 乳酸菌のACE阻害活性 | 吸光分析 |
昇圧作用物質を生成する酵素ACEに対する乳酸菌の阻害活性を、in vitro系試験により測定します。
6. 終末糖化産物生成抑制評価
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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6-1 | AGEs(Advanced Glycation Endproducts: 終末糖化産物)の 生成抑制評価 |
ELISA |
乳酸菌を摂取した疾患モデルマウスを用いて、血液中のAGEs量変化をELISAキットにより測定します。
7.アンチエイジング
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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7-1 | コラーゲン産生試験 | 蛍光分析 |
7-2 | ヒアルロン酸産生試験 | 吸光分析 |
表皮系細胞と乳酸菌を共培養し、細胞懸濁液に含まれるコラーゲンおよびヒアルロン酸の変化量を定量キットにより測定します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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7-3 | 遊走性評価試験 | スクラッチアッセイ |
表皮系細胞と乳酸菌を共培養し、表皮系細胞の再生能力をスクラッチアッセイにより測定します。
試験番号 | 試験項目 | 測定方法 |
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7-4 | 細胞賦活試験 | 蛍光分析 |
表皮系細胞と乳酸菌を共培養し、細胞賦活の指標となるミトコンドリアの活性をDetectionキットにより測定します。
2. アレルギー反応抑制効果
図1. クラーク乳酸菌type-Iの添加によるサイトカイン産生量の評価
クラーク乳酸菌type-Iはアレルギーの抑制に効果が期待できる乳酸菌株(Pediococcus pentsaceus)を配合しております。
クラーク乳酸菌をマウス脾臓細胞に添加し共培養することにより、Th1型サイトカインのIFN-γが添加量依存的に増加したのに対し、Th2型サイトカインのIL-4は添加量依存的に減少しました。
このことから、クラーク乳酸菌type-IはTh1/Th2バランスを整えることでアレルギー症状を緩和することが期待できます。
【クラーク乳酸菌type-I】
乳酸菌数:6,000億個/g以上
原材料表示例:殺菌乳酸菌粉末(乳酸菌、デキストリン)
アレルギー表示の有無:無
包装形態:1 kgアルミ蒸着袋詰
(出典:株式会社LABバイオテック クラーク乳酸菌)
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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