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レクチンアレイは、豆、樹木、果実から精製されたレクチン(糖結合タンパク質:glycan-binding proteins)がアレイされています。グリコシル化解析、創薬、バイオマーカー開発に有用です。

レクチンアレイの概要

使用目的

ガラススライド1 枚に、レクチン95 種類または70 種類とポジティブコントロールが duplicate にスポットされたサブアレイが 12 ウェル(レクチンアレイ70は14ウェル)プリントされています。RayBiotech社のレクチンアレイは、少量サンプルでのグリコシル化の同定、新薬探索、バイオマーカー開発に強力なツールとなります。

本キットは、標識ベースとサンドイッチベースの2 通りの解析方法が あります。

レクチンアレイの原理

標識ベースの方法(抗体は不要です。)
プロテオグリカンや糖タンパク質を含むサンプ ルをビオチン化して直接解析します。解析には、Cy3に相当する試薬を標識したビオチン-ストレプトアビジン複合体を用います。

サンドイッチベースの方法(抗体はお客様でご用意頂く必要があります。)
アレイにキャプチャーされた糖脂質、糖タンパク質等のサンプルに、抗体を用いて検出します。標識済みのレポーター抗体(測定因子に対応するもの)はお客様自身で用意する必要があります。

特長

特長

  • 高感度、高い特異性
  • 少量サンプルに対応 (10〜100 μL/array)
  • 広い検出範囲
  • ほとんどのサンプルに対応可能(細胞培養上清、血漿、血清、組織ライセート、細胞ライセート)
  • レクチンアレイ95は1スライドで12サンプル、レクチンアレイ70は14サンプル測定可能
  • ハイスループット解析に最適

アプリケーション

  • サンプル中のグリカンの同定とプロファイリング
  • 細胞またはバイオマーカー中のグリカンの検出
  • 生体サンプル中のレクチン結合物質の検出
  • レクチン-タンパク質相互作用の定量
  • 薬剤のレクチン結合能やグリカン結合能の測定

フォーマット

レクチンアレイの仕様
  レクチンアレイ95 レクチンアレイ70
包装サイズ: ・ 12, 24, or 48 Sample Kit ・ 14, 28, or 56 Sample Kit
固相担体: ・ ガラススライド
原理: ・ 標識ベース
・ サンドイッチベース
定量/半定量性: ・ 半定量的
検出方法: ・ 蛍光スキャナー
適用サンプル: ・ 細胞培養上清
・ 血漿
・ 血清
・ 組織ライセート
・ 細胞ライセート
使用されているレクチン AAA, AAL, ABA, ABL, ACG, ACL, AMA, ASA, BanLec, BC2L-A, BC2LCN, BPA, CA, CAA, Calsepa, CGL2, CNL, Con A, CPA, CSA, DBA, Discoidin I, Discoidin II, DSA, ECA, EEL, F17AG, Gal1, Gal1-S, Gal2, Gal3, Gal3C-S, Gal7-S, Gal9, GHA, GNA, GRFT, GS-I, GS-II, HAA, HHA, HMA, IRA, Jacalin, LAL, LBA, LCA, LEA, Lentil, Lotus, LPA, LSL-N, MAA, Malectin, MNA-G, MNA-M, MOA, MPL, NPA, Orysata, PA-IIL, PA-IL, PALa, PHA-E, PHA-L, PHA-P, PNA, PPL, PSA, PSL1a, PTL-1, PTL-2, PWA, RCA-120, RCA-60, RPA, RS-Fuc, SAMB, SBA, SHA, SJA, SNA-I, SNA-II, SSA, STL, TL, UDA, UEA-I, UEA-II, VFA, VRA, VVA, VVA-M, WFA, WGA AAA, AAL, ACG, ACL, ASA, BanLec, BC2L-A, BC2LCN, BPA, Calsepa, CGL2, CNL, Con A, DBA, Discoidin I, Discoidin II, DSA, ECA, EEL, F17AG, Gal1, Gal1-S, Gal2, Gal3, Gal3C-S, Gal7-S, Gal9, GNA, GRFT, GS-I, GS-II, HIHA, Jacalin, LBA, LCA, LEA, Lentil, Lotus, LSL-N, MAA, Malectin, MOA, MPL, NPA, Orysata, PA-IIL, PA-IL, PALa, PHA-E, PHA-L, PHA-P, PNA, PPL, PSA, PSL1a, PTL, RS-Fuc, SAMB, SBA, SJA, SNA-I, SNA-II, STL, UDA, UEA-I, UEA-II, VFA, VVA, WFA, WGA
レクチンの詳細情報:

RBT_GALECTIN408_3.jpg

RBT_GALECTIN408_4.jpg
レクチンの詳細情報 (クリックで拡大します。)


レクチンアレイで使用しているレクチンの詳細
レクチンの詳細情報 (クリックで拡大します。)

構成内容

  • Dialysis Vials
  • Labeling Reagent
  • Labeling Buffer
  • Stop Solution
  • Lectin Array Glass Slide Assembly
  • Sample Diluent
  • 20X Wash Buffer I
  • 20X Wash Buffer II
  • Cy3 equivalent dye-conjugated Streptavidin
  • Slide Washer/Dryer
  • Adhesive device sealer
  • Floating Dialysis Rack
  • Manua

その他必要な試薬・機器

  • For sandwich-based approach, detection antibody cocktail
  • Pipettors, pipet tips and other common lab consumables
  • Orbital shaker or oscillating rocker
  • Aluminum foil
  • Distilled or de-ionized water
  • 1.5ml Polypropylene microcentrifuge tubes
  • Gene microarray scanner or similar laser fluorescence scanner

使用例

精製タンパク質におけるグリカンの検出(標識ベースの解析)

精製タンパク質におけるグリカンの検出(標識ベースの解析)

図1. 精製した西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRP)をビオチン化し、HRP のグリコシル化プロファイルを調べた。

検出には蛍光標識ストレプトアビジンとレーザー蛍光スキャナーを用いた。 GNA、HHA、 NPAレクチンは0.33μg/mLのビオチン化HRPとインキュベートすることで、強いシグナルを発した(上図、下図)。しかし、ビオチン化HRPと共に、非標識のHRPを濃度依存的に加えると、GNA、HHA、NPAレクチンの蛍光シグナルはブロックされた(上図、下右図)。従って、蛍光シグナルはHRPとこれら3種のレクチンの結合によるものと考えられた。GNA、HHA、NPAレクチンは、マンノース に特異的に結合することでよく知られている。したがって、本実験によ り、HRPはマンノースに結合することが示唆された。マンノースが豊富 な条件でのGNA、HHA、NPAレクチンの競合が確認されたことによって、HRPのグリカンにはマンノースが含まれることが示唆された。

 

血清サンプルのプロファイリング

レクチンアレイを使用た血清中の糖タンパク質の解析
図2. レクチンアレイを使用して、血清中の糖タンパク質を解析した。
ビオチン化抗ヒトIgG抗体と蛍光標識ストレプトアビジンを使用した。

レクチンアレイ(Lectin Array)95

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lectin Array 95詳細データ RBT GA-LECTIN-95-48 1 KIT
[48 Sample Kit]
お問い合わせ
Lectin Array 95詳細データ RBT GA-LECTIN-95-24 1 KIT
[24 Sample Kit]
お問い合わせ
Lectin Array 95詳細データ RBT GA-LECTIN-95-12 1 KIT
[12 Sample Kit]
¥317,000

レクチンアレイ(Lectin Array)70

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Lectin Array 70詳細データ RBT GA-LECTIN-70-56 1 KIT
[56 Sample Kit]
販売終了
Lectin Array 70詳細データ RBT GA-LECTIN-70-28 1 KIT
[28 Sample Kit]
販売終了
Lectin Array 70詳細データ RBT GA-LECTIN-70-14 1 KIT
[14 Sample Kit]
販売終了

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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