LTA ELISA Kitは、哺乳動物の血清、血漿、細胞、または組織サンプルにおけるLTAを測定するELISAキットです。
背景
リポタイコ酸(LTA)とは?
リポタイコ酸(LTA)は、グラム陽性細菌の細胞壁の主成分です。グラム陽性細菌には内部の“細胞”膜とその外側にペプチドグリカンの厚い層(80 nm程度)があります。LTAの構造はグラム陽性細菌の種類によって異なり、リビトールやグリセロールリン酸の長鎖を持つ場合があります。LTAはジアシルグリセロールを介して細胞膜に付加されており、ムラミダーゼとして知られる自己融解性の細胞壁酵素の制御因子として作用します。LTAは他の抗原と同様に免疫原性の特性を有し、特定の免疫応答を刺激することができます。細菌由来のLTAは、膜リン脂質またはCD14やToll様受容体といった特定タンパク質を介して標的哺乳動物細胞に結合することもあります。TLR-2への結合により転写因子NF-κBの発現が誘導され、これにより活性化および抑制性双方のアポトーシス遺伝子の発現が増大することが示されています。NF-κBの活性化により分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ(MAPK)やイノシトールリン脂質3キナーゼ(PI3K)の活性化も刺激します。
構成内容
- 抗-LTA抗体コート済プレート
- ビオチン標識 抗LTA抗体(1,000x)
- LTAスタンダード
- ストレプトアビジン-酵素コンジュゲート
- アッセイ希釈液
- 洗浄バッファー(10x)
- 基質液
- 停止液
実験データ
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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LTA (Lipoteichoic Acid) ELISA Kit | CBL | AKR-5153 | 96 ASSAY |
¥197,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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