本キットは、溶液サンプルや固相化サンプル中の N-結合型糖鎖を遊離する試薬です。
タンパク質上のアスパラギン残基とオリゴ糖部分の最も内側のGlcNAc 間の結合部分を切断し、続いてアスパラギンをアスパラギン酸へ変換します。遊離した糖鎖部分は遊離還元末端を持ち、蛍光色素や高感度なMS検出に適したLudgerTag™ を用いて標識することが可能です。

LudgerZyme PNGase F (EC 3.5.1.52)は、Elizabethkingia miricolaからクローン化され、E. coliで発現する組換え型グリコシダーゼです。本酵素は、効率的な脱グリコシル化のために、反応バッファー、変性溶液およびNP-40溶液とともに、グリセロールフリーで供給されます(HPLCにおける最適な性能のため)。PNGase Fは、糖タンパク質および糖ペプチドからあらゆる種類のN型糖鎖(高マンノース、ハイブリッドおよび複合体)を遊離するのに適しています。
※ご注意
α1-3に結合したコアフコースをもつ植物、昆虫、寄生虫などの非哺乳類の糖鎖の中には、PNGase Fで切断されない場合がございます。このようなサンプルにはPNGase Aを用いてください。
※本キットには、75,000 Unit(濃度:約500,000 units/mL)のPNGaseが含まれています。(約150回分)
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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Recombinant PNGase F![]() |
LUD | LZ-RPNGASEF-KIT | 150 UL |
¥319,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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