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LYN A は、さなざな細胞表面受容体のシグナル伝達経路に関与するタンパク質キナーゼのSrc ファミリーメンバーであり、細胞膜の細 胞質側に局在化する。LYN A は生合成により分泌経路に沿ってゴルジプールのカベオリンを介して細胞膜に輸送される。ゴルジ体から細胞膜へのLYN A 輸送は、キナーゼドメイン欠損により阻害されるが、キナーゼの不活化では阻害されない。LYN A のキナーゼドメインは、基質のリン酸化触媒だけでなくLYN A輸送においても役割を担う。cDNA マイクロアレイ解析より、LYN A が腫瘍の病変形成に関連した変化に関与することが示唆されている。