ヒトリソソームホスホリパーゼA2(LPLA2)の阻害剤スクリーニング用のアッセイキットです。
LPLA2 により切断を受けた基質から産出する蛍光を測定します。従来の組織培養細胞の顕微鏡法と比べてハイスループットでアッセイすることができます。既知のリン脂質症誘発、非誘発薬剤で検証済みで、薬剤のリン脂質症誘発ポテンシャルスクリーニングをハイスループットで行えます。
背景
LPLA2は正常な脂質代謝を保つ役割を担っており、既知のPLA2の中で唯一、酸性環境(~pH4.5)で活性を持ちます。リン脂質症(PL)は細胞内リン脂質の過剰な蓄積に起因し、組織の炎症および器官損傷を引き起こします。フルオキセチン (Prozac™ 、Sarafem) およびアミオダロンのようなカチオン性両親媒性薬物(CAD)を服用している患者で発症することがあります。FDAでは、薬剤誘発性リン脂質症 (DIPL) は深刻な薬物安全性の問題であると断定し、 DIPLは特定のCADsによる直接的なLPLA2阻害に起因するという証拠が蓄積しています。
特長
- 既知のリン脂質症誘発、非誘発薬剤で検証済み
- 使いやすいプレートフォーマット
- ハイスループットスクリーニングが可能
- リン脂質症誘発性化合物であるアミオダロンがコントロールとして添付
構成内容
- Human LPLA2 (Lyophilized)
- LPLA2 Substrate (Dried)
- 4X Reaction Buffer
- Control Inhibitor - Amiodarone (1 µmol, Dried)
- 5X Stop Solution
- Diluent
- 384-well Low Volume Black Plate
- Microtiter plate seal
測定原理
図1. LPLA2蛍光発生アッセイ反応
Lysosomal PLA2 inhibitor screen
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
---|---|---|---|---|
LPLA2 Inhibitor Screen![]() |
ECL | K-7000I | 1 EACH [1kit] |
¥224,500 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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