Recombinant Protein
Meets with Egg-Based Innovation
A Revolutionary Platform for Scalable and Sustainable Production
Features
鶏卵バイオリアクターとは?
ゲノム編集を用いて、遺伝子組換えニワトリを作製し、
鶏卵の卵白成分内に組換えタンパク質を製造する技術です。
※本事業は、国立研究開発法人産業技術総合研究所、ERS Genomics Limited からライセンスを受けて実施しております。

約4グラム/卵
目的タンパク質の遺伝子に置換することで、
組換えタンパク質を卵白内に高発現させます。
作製した遺伝子組換えニワトリは、
組換えタンパク質を含む卵を毎日産卵します。
鶏卵バイオリアクターを用いたタンパク質生産システムの特徴
組換えタンパク質の高い生産性
卵白には約4グラムのタンパク質が含まれ、主要成分であるオボアルブミンは約2グラムを占めます。
鶏卵バイオリアクター技術では、2つあるオボアルブミン遺伝子座の一つを目的タンパク質をコードする遺伝子に置き換えることで、理論上鶏卵1つあたり1グラムの組換えタンパク質を発現させることができます。
安全な発現ホスト・確立されたタンパク質の精製技術
鶏卵バイオリアクターに使用するニワトリには採卵鶏を使用しております。また、与える餌も一般的なニワトリの餌を使用しているため、遺伝子組換えニワトリが産卵する卵には、組換えタンパク質以外は食用卵と同じ成分を含みます。
卵白には約20種類のタンパク質が含まれます。当社では卵白からタグタンパク質フリーで組換えタンパク質を精製する技術を確立しており、タグタンパク質を使用せず、高純度な組換えタンパク質を提供いたします。
容易な生産コントロール
遺伝子組換えニワトリの飼育、採卵、系統維持は当社にお任せください。
飼育するニワトリの数をコントロールすることで、小規模生産から大量生産まで対応することが可能です。
*卵1つあたりの組換えタンパク質発現量が100mgの場合、100羽のニワトリを飼育することで、年間約3kgの組換えタンパク質を生産することができます。
実施例

cALBを含む卵白を電気泳動し、CBC染色した。鶏卵1つあたり約500mgのcALBの発現が確認できた。

①イヌ血液由来血清アルブミン(市販品、標品)
②鶏卵バイオリアクター発現cALB Lot#1
③鶏卵バイオリアクター発現cALB Lot#2
その他実施例
- ・ヒトIFNβ
- ・ヒト/イヌIL-4
- ・ヒト/イヌGMCSF
(国立研究開発法人産業技術総合研究所での実施例および共同研究実績)