これまでGPCRに対する抗体作製が試みられてきましたが、GPCRは細胞での発現量が少ないことや、膜外に露出した部分が少ない構造を持つことから、モノクローナル抗体作製は難易度が高いとされています。ハカレル社はエクソソームを利用することで、GPCR 等の膜タンパク質に結合するモノクローナル抗体を的確に作製することができます。
Gタンパク質共役型受容体(G protein coupled receptor: GPCR)とは
GPCRは、7回膜貫通型タンパク質であり、またヘテロ三量体グアノシン三リン酸(GTP)結合タンパク質(Gタンパク質)を活性化させることができる タンパク質のファミリーです。
GPCRには何千種類もあるといわれており、シグナル伝達最大のファミリーのひとつとして注目されています。また、疾患に関する重要な標的分子の一つとして盛んに研究されています。