小麦胚芽凝集素 (WGA) は、N-アセチル-D-グルコサミンおよびシアル酸に高い親和性を示すレクチンであることが知られており、さまざまな生物学的応用において貴重なツールとなっています。複合糖質との相互作用により、WGA 誘導体および複合体を蛍光イメージングや分析に広く使用できるようになり、酵母芽の傷跡、線維性瘢痕組織、およびグラム細菌や哺乳類細胞の細胞膜の標識が容易になります。WGA は、キトデキストリンとして知られる β-1,4-GlcNAc 結合残基の配列を特異的に標的とします。各モノマーには、3 または 4 つの β-1,4-GlcNAc ユニットに相補的な 2 つの同一の非相互作用結合部位が含まれています。試験した単糖類のうち、GlcNAc のみが WGA に対して強い親和性を示し、ManNAc は親和性を示さず、GalNAc には弱い結合を示しました。mFluor™ Violet WGA コンジュゲートはシアル酸および N-アセチルグルコサミニル残基に結合する能力を保持しており、蛍光イメージングやをはじめとする、様々な分析において有用です。
各商品の仕様
品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
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mFluorTM Violet 450-Wheat Germ Agglutinin (WGA) Conjugate | ABD | 25450 | 1 MG |
¥31,000 |
mFluorTM Violet 500-Wheat Germ Agglutinin (WGA) Conjugate | ABD | 25452 | 1 MG |
¥31,000 |
mFluorTM Violet 540-Wheat Germ Agglutinin (WGA) Conjugate | ABD | 25454 | 1 MG |
¥31,000 |
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
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